今日は都内の公園内にある池へ環境調査に行ってきました.ここ最近ウスラ寒い日やら夕立が降る不安定な日が続いていたが,本日は良く晴れて気持ちのいい天気でよかったよ.
環境調査は午前中は池にゴムボートを浮かべ,ボートの上から水質,水深,泥厚測定を行い,午後は数箇所で泥採集.ズブズブのヘドロっぽい泥がたまっていて,池はお世辞にもきれいとは言えないレベルであったが,やはり水の中は気持ちがいい.もちろんウェダーという巨大な長グツを履いてのことだけど.
田舎にある小さな公園なので,遊びにくる人はほとんどおらず,年寄りが散歩してたりとか.なんとものどかな雰囲気の中,ほとんど体力を消耗することもなく調査は進められ,もう残りの作業は水路にたまっている泥の厚さを測定する,ってだけになりました.
一緒に作業をしていた調査員に,「今日の作業は楽でしたねぇ~,いつもは投網で魚取ったり,時間も長時間やったりで,疲れちゃうけど.これからは水質調査がいいっすねぇ~」なんて話をしてあとで事件は起こりました.
水路の泥の厚さを測定しようと,鉄筋を差し込んで,どのくらいの深さがあるのか計ってみたら,底のコンクリまでなんと150センチ以上もあったのだ.まぁ,これは水路の構造からいって,後から堆積したものではなく,あらかじめ入れられたものであろうと思ったんだが,面白いように鉄筋が入っていくので,いろんなとこに刺しました.で,差し込んだままちょっと放置してたら,なんと抜けなくなってしまったのだ!
あれ?かっしーな?ん?あーん?マジ抜けないっすけど!!
鉄筋は回転もしなければ,引っこ抜こうとしてもびくともしない.しばらく置いておいたから周りの土の圧力で固定されてしまったのだろう.
まずい!いっそ全部入ってしまえばよかったのだが,190センチもある鉄筋のわずか30センチ弱が地表から飛び出している.仕方ないので,周りを園芸用スコップで掘って穴を広げようとしたが,いくら掘っても全然動かないのである.えーっと,このまま放置!ってのはやっぱダメっすよね~.発注者の顔は苦笑い.
えーっ!ズイマーじゃん!これはもしや全部掘らないと・・・っとあんまり想像したくないイメージが頭に浮かぶ.
そのうちスコップじゃラチがあかなくなって,近所で工事をしていたオニイチャンからドカチン工事に使うシャベルを借り,本格的に掘るハメになった.土は主に粘土質で,これは抜けなくて当然だ!鉄筋に密着してるし.ある程度掘り進むと泥をかき出すのが困難になってくるので,だんだんと鉄筋周りの穴を大きくしていかなくてはならなくなる.おいおい,ホントに大人一人入る穴掘らないとじゃん!!
ぎゃー!余計な仕事が!
どーしてそんなに刺しちゃったのよ!!と,二人で悪態をつきながら掘っていると,散歩している老人からナニをしとるんかね?と声がかかる.
「いや,あの環境調査で泥の厚さを測っていたんですが,なんか鉄筋がぬけなくなっちゃって・・・,ははは,はぁ~」
だいぶ前だけど,テレビで見た穴掘り名人の映像を唐突に思い出した.あれくらい掘らないとダメなんでは・・・と思っていたら,
突然光明が見え始めたのである.といっても既に70センチ以上は掘り進んでいたんだけど(笑).
シャベルをですね,鉄筋の下に向かって斜めに入れるわけです.そうすっとシャベルの先が鉄筋に当るのだが,鉄筋には横方向に溝が入っているため,その溝にシャベル先端をかましてテコの原理でえいやっと持ち上げると少しずつ鉄筋が持ち上がってきたのである.
とりあえず,そんな風にしてジワジワと鉄筋を持ち上げていき,なんとか抜くことに成功した.ふ~,とりあえずよかった.
が,この肉体労働に40分以上も費やしてしまった.腕はパンパンだし,腰が・・・.楽勝の仕事だったはずがぁあああああ.
作業着,ウェダーは泥だらけになり,とても水質調査に来たとは思えない状態になりました.
いや!泥採集も調査項目にありましたから!おそまつ