初診にはとかく時間が掛かる、それは知っていたつもりだったが。

恐ろしいことに、当日中に帰宅できるか不安になるほどの長丁場だった。
幸い座るところは充分あったので、貴重品に注意しつつ、うとうとして過ごした。

時間が掛かった分、治療方針や日程など、決まったことも多かった。
先ずは、体外若しくは顕微受精を経て胚盤胞まで培養し、質の高い凍結胚を貯めること。
日程を左右する採卵は、過排卵刺激法のどれかになる予定だ。

初回周期は、年末年始を避けるために、一周期休んで年始からになる。
歳月が進む事への焦りが無いわけではないが、ただでさえ用事が山積する時期だけに、この休みは助かる。

暗くなる頃にクリニックを出たら、ツリーやイルミネーションが街並みに目立っていた。
もうクリスマス気分だ。