去る7月25日に47歳の若さで死去したのがカーネギーメロン大学ランディ・パウシュ教授の『最後の授業(THE LAST LECTURE)』
なぜ、誰もが『最後の授業(THE LAST LECTURE)』にそれほど感動するのか?最大の理由はパウシュ教授が余命いくばくもないからとか、死に直面しながらも前向きで明るいからとかいった感傷的なものではない。講義そのものが面白くて、素晴らしいからだ!


『子供のころからの夢を実現するために』
(Randy Pausch Last Lecture: Achieving Your Childhood Dreams)



字幕付最後の授業
http://www.youtube.com/results?search_query=%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E6%8E%88%E6%A5%AD&search_type=&aq=f

*自分は子供のころからの夢をかなえようと色々とやってきた、何度も、レンガの壁にぶち当たったけど、
それを乗りこえてきたって言う内容だ!
たとえば、パウシュ少年は宇宙飛行士に憧れていた。しかし視力が悪かったため、宇宙飛行士にはなれないとわかっていた。
それでも彼は、無重力の世界を体験してみたいと思い続けていた。やがて、NASAに宇宙飛行士が無重力状態に慣れるための飛行機があり、大学生がその航空機で実験を行うプログラムがあることを知り、自分の研究チームで作った実験結果を応募して採用された。ところが、教員が航空機に同乗することは認めなれなかった。
彼は、このレンガの壁を乗り越えるために、指導教授を辞任してジャーナリストとして取材する手続きまでして、ついに自分の夢をかなえたのである。


あるいは、パウシュ少年はディズニーランドで働きたいと思っていた。だから大学でコンピューターサイエンスの博士号取得後、ウオルト・ディズニー・イマジニアリングに履歴書を送った。しかし「あなたの特別の能力を要する職位はありません」
と断わられた。だが、彼はあきらめなかった、その後、同社がバーチャルリアリティのプロジェクトを進めていると知り、粘り強く交渉することでいくつものレンガの壁を突破し、半年の長期研究休暇をディズニーのイマジニア(夢をかたちにする人)
として過ごした。この経験は、「人生のハイライト」であるとパウシュ教授は振り返っている。


パウシュ教授の偉大さは、バーチャルリアリティの権威であることや、死と真正面から向き合ったことだけではない。
まず、夢を大切にすること。そして障害にぶつかったらそれを打ち破るという強い意志を持ち、あきらめずに頼み込み、目的を達成するまでとことんやるという粘りである。
また彼は人の力を引き出し、利用する天才だと思う。有名大学の教授でありながら、多くの日本の大学教授のように権威をふりかざすのではなく、自分が触媒となって民間の企業や研究所で働いている優秀な人たちを大学の研究に巻き込み、授業を実践的で面白いものにしてコンピューターサイエンスに関心を持つ若者を増やすために努力を惜しまなかった。
その結果多くの教育の場がどんどん拡大していった。