財務省がホームページで「(変動相場制採用)日米などの先進国において、自国通貨建て国債の発行ができる国においては財政破綻はない」と公表していることもあって、ネット上においても、さすがに財政破綻を主張する人はいなくなりました。
ところが、最近になって日本銀行が債務超過になって破綻してハイパーインフレになると主張する経済学者が現れました。
1.日本銀行破綻論
どのようなことかと言いますと・・・・
民間銀行は、日銀に500兆円近くの日銀当座預金を保有していますが、市場金利が上がると、日銀当座預金にも金利をつけないといけなくなると、との考えです。
例えば、市場金利が1%あがると5兆円(500兆円×0.01)の利子を支払わないといけなくなるというのです。2%になると10兆円になり、日銀の資産では払えなくなり、破綻してしまうという話になります。
この件は、三橋貴明氏の解説動画があります。
→日銀破綻論について(藤巻先生もっと勉強して) 日銀破綻論は後編にあります。
また、国債に係るQ&Aの(Q11)にもありますので参考にして下さい。
2.日銀破綻の回避策
以下は、「財政破綻論の誤り」(朴勝俊・シェイブティル共著 青灯社刊)からの引用になります。
①自民党行政改革推進本部・「日銀の金融政策についての論考」(平成29年4月19日)
・・・市中金利が上昇すれば準備預金(日銀当座預金)にそれ以上の金利をつけざるを得なくなる・・・万が一の場合に備えて日銀が債務超過に陥った際の政府との取り組みを検討しておくことも市場の安心感につながる・・・
②その安心感につながる案ですが・・・
・政府が日銀に国債をひきうけさせて政府預金を得る
↓
・日銀に新たに出資証券(日銀株)を発行させて政府預金でそれを買う
↓
・その結果、国債と日銀株(資本金)が新たに創り出されることになる
(以上は、統合政府内の帳簿上の操作にすぎない)
↓
この操作だけで、日銀は純資産をいくらでも充実させることができる。
日銀が債務超過になったとしても破綻することなく、業務を続けることが可能となる。