信頼に応える生き方とは、派手な努力ではなく、日々の小さな整え方にこそ宿る。
昨日から今日にかけて、私はその事実を深く理解した。
10年以上前に出会い、今も変わらず仕事を任せてくださる方を訪ねた。
思い返せば、当時の私は他責人間で、不義理を重ね、迷惑もかけた。
それでも縁が切れなかったのは、相手が切らずにいてくれたからだ。
長い時間をかけて積み上がった信頼の重さを、私は昨日あらためて受け取った。
その期待に応えるために、私は行動を整え始めている。
レスポンスを速くする。5秒先を読む。
探し物をなくすために不要な物をすぐ捨てる。
明日の仕事を前夜に準備する。
名刺を補充し、道具を一式まとめ、スマホを充電して眠る。
どれも小さなことだが、これらの積み重ねこそが信頼を裏切らない仕事をつくる。
さらに私は、仲間との関わり方も整えた。
「お元気ですか?」
「お仕事は順調ですか?」
「聞かせて」
「私に何かできることはありますか?」
この流れは、相手の心を開き、寄り添うための私なりの型になった。笑顔で向き合い、声のトーンを少し上げるだけで、人との距離は驚くほど縮まる。
そして、その優しさをいちばん届けたい相手は、やはり妻だった。
「おはよう。体調はどう?」
この一言から始まる穏やかな朝は、私にとって何よりも大切な環境づくりだ。
気づけば、私は“整える生き方”へと静かに舵を切っている。環境を整え、人への向き合い方を整え、心の在り方を整える。すると、穏やかさが自然と戻ってくる。誰かが私の笑顔で救われたら、私はただ「よかった」と思える。そんな自分でいたい。
信頼は一夜でつくれない。だが、今日の小さな選択で未来の信頼は育つ。
明日、私はまた笑顔で仲間と妻に声をかける。
そして穏やかな朝を迎える。
この積み重ねが、私の次の10年を形づくる。