初めてのビジターホストとして臨んだミーティングで、「どうせ入るなら、あなたのいるところがいい」という言葉を聞いた。

その“あなた”とは、ビジターを招待した仲間のこと。

その瞬間に、信頼関係の力と、この役割の本質を深く感じた。

 


昨日のミーティングに来てくれたのは、お寺の住職。

誠実に檀家さんと向き合い、仕事を通じて信頼を積み重ねている方だった。

私は片づけの仕事をしているので、檀家さんの家の整理などで協力できる場面があると話しながら、自然に会話が弾んだ。
そこへ、住職を招待してくれた仲間がフォローに入ってくれた。

その二人は6年来の友人で、普段からよく飲みに行く間柄。

三人で話しているうちに、ビジターさんが「やってみようかな」とつぶやいた。

その流れの中で出たのが、「どうせ入るなら、あなたのいるところがいい」という言葉だった。

信頼が人を動かす瞬間を目の前で見た気がした。

 


私はその光景を見ながら、心の中で拍手を送っていた。

紹介する側とされる側――そこにあるのは単なる勧誘ではなく、長年積み上げてきた人間関係そのものだった。
ビジターホストという役割は、そうした信頼のやり取りを“つなぐ”仕事だと改めて感じた。

義務ではできない。

仲間のことも、ビジターのことも、本気で考えていなければ心は動かない。

そう実感した。

 


信頼の輪は、つくろうとしてつくるものではなく、日々の誠実な関わりの中で自然と育つもの。

私はその輪が交わる場に立ち会えたことを誇りに思う。


「信頼は、一瞬ではなく、日々の小さな行動で育まれる。」── スティーブン・R・コヴィー