昨日、尊敬する女性経営者の話を聞いた。
いつも明るく元気で、少しひねくれて気が強い彼女。
最初の頃は「なんで私がこんなことしなきゃいけないの」「私ばっかり辛い思いをしてる」と愚痴をこぼすこともあったという。
誰にも理解されない孤独感の中で走っていたのだろう。
しかしある時、自分を社長に押し上げた従業員の覚悟、仲間の覚悟に触れて、自分自身の覚悟が足りなかったと気づいた。
そこから彼女の姿勢は変わった。
何事も前向きに捉え、「どうすればできるか」を考えるようになった。
父を亡くしたときも同じだった。
兄や姉がいるのに、喪主は自分に任された。
「なぜ私が」と反発したが、実は兄姉も「社長である彼女に託す」という覚悟をしていたのだと後から気づいた。
その瞬間、自分が父に頼りきっていたこと、そして家族や仲間に支えられてきたことを痛感したという。
さらに仲間からの一言が、彼女を大きく変えた。
「役目というのは、できない人にこそ回ってくる。仲間が“できるようになってほしい”と願って託しているんだ。」
この言葉を胸に刻み、彼女はどんな試練も「私だからこそ」と受け止められるようになった。
「なんで私が」という嘆きは、「私に任せてもらえた」という誇りに変わったのだ。
リーダーシップは肩書きに宿るものではない。
姿勢や行動そのものが、人を導き、場をつくっていく。
彼女の生き方は、そのことを鮮明に教えてくれた。
そして、この気づきは私自身のBNIでの経験にも重なる。
チャプタープレジデントという役を6カ月間務め、「できないからこそ任された」役目だと痛感した。
正直、自分の無力さに向き合う日々だった。
けれど本当に大事なのは、役を終えたその後の姿勢だと今は思う。
肩書きがなくても、明るく楽しく振る舞い、場を和ませることで、仲間もビジターも安心して笑顔になれる。
私にできるリーダーシップは、そこにある。
先日のウィークリープレゼンでビジターを巻き込み、チャプター全体を爆笑させたときは、心の中でガッツポーズ。
「やってやった!」…いや正直、ニヤニヤが止まらんかった。
笑いは最高の営業やなと改めて思った。
「重荷は、才能を試す天秤である。」― シェイクスピア
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