信頼のきっかけは、現場の外にあった
信頼は現場でしか作れない。
ただ、そのきっかけは、必ずしも現場にあるとは限らない。
今回の現場を終えて、改めてそう感じた。
今回ご紹介をいただいたのは、あるリフォーム会社さんからだった。
最初は、その会社の担当者のひとりから、年に一件あるかないか程度で依頼をいただいていた。
それ以上を求めることもなく、与えられた一件一件を丁寧にやる。それだけを続けていた。
転機は、別の場所でその会社の社長と知り合い、ゆっくり話す時間を持てたことだった。
仕事への向き合い方、現場で大切にしていること、判断基準。
無理に売り込むこともなく、取り繕うこともなく、ただ正直に話した。
おそらく、その時間があったからだと思う。
今回の現場は、社長が推薦してくれた結果なのだろう。
どれだけ良い仕事をしていても、知ってもらえなければ始まらない。
そして、知ってもらったあとに初めて、現場で信頼が試される。
信頼は、結果で語るものだ。
その日の夜、倫理法人会の役員会と忘年会があった。
こここそ、現場以外で信頼が育まれる場だと感じた。
役員会は、さながら大手企業の営業会議のようで、数字や方針、役割と責任について真剣な議論が交わされた。
一方、忘年会では空気が変わる。
お互いを承認し合い、労い、支え合う仲間たちの時間。
この場で交わされる言葉や笑顔が、次の行動の原動力になる。
現場で信頼は証明される。
しかし、その土台は、こうした現場以外の時間で静かに育っている。
これからも派手なことはしない。
現場では仕事で信頼を積み、現場以外では人としての信頼を育てる。
その積み重ねが、また次のご縁を連れてくる。
そう信じて、今日も目の前の一件に向き合う。