ボンボン時計の声 | ナチュラルかわいい結婚写真&フォトウエディング&アルバム

ボンボン時計の声

「ボンボン時計の声」の巻き








お盆です。


お盆になると亡くなったおじいちゃんのことを思い出します。





小学生のとき、私がたこ焼きをおいしいといえば、


毎日大量に買ってきたおじいちゃん。


(1週間で食べ飽きました・・)





中学生のとき、私がチーズ蒸しパンにはまったといえば、


毎日大量に買ってきたおじいちゃん。


(毎日4個食べて太りました・・)





大学生のとき、なぜか実家に帰るたび


いつも大量にポケットティッシュをくれた


おじいちゃん・・・・・。


詳しくはこちらを・・






無口であんまり話は上手じゃなかったけど、


いつもその愛情は感じておりました。







おじいちゃんが亡くなったのは私が結婚する2年前。


きちんと相方を紹介する前でした。


照れくさくて、友達だよと紹介しておりました。




おじいちゃんはガンでした。


無口で我慢強いおじいちゃんが、


あんなに辛い顔をしているのをはじめてみました。


痛みにこらえてベットの手すりをにぎる手が、


びっくりするほど冷たくて、


ものすごく力が入っていて、


そして、私はあまりにも無力でした。





痛みをやわらげる治療で、


おじいちゃんの意識ははっきりしている日と、


ぼんやりしている日が交代交代でやってくるようになりました。





その夏のお盆に、


相方と一緒にお見舞いにいきました。






その日、おじいちゃんの意識ははっきりとしていて、


とてもうれしそうでした。


帰り際、おじいちゃんは、私の手をしっかりとにぎって、


「友達を大事にせんなんぞ」


と言いました。




それが、おじいちゃんが私にくれた最後の言葉でした。










それから、ようやく結婚が決まって、


両親に挨拶をしに二人で私の実家へ行った夜のことです。


ご飯も食べて、実家の私の部屋で二人で話をしていました。





私の部屋には大きな柱時計が掛けてあります。


大きな音で時を告げてくれるその時計を


わたしはボンボン時計と呼んでいました。


家を建て替える前まで、何十年もねじをまいて使っていたのですが、


立て替えと同時にその役目を終え、


今は私の部屋で時をとめたまま飾られていました。






二人で、「とりあえずひと段落だね」と話をしていたとき、


何年も動いていないはずのボンボン時計が


「ぼーーーーん」


と大きく一回鳴ったのです。








あー、


おじいちゃんだー




と私は思いました。






もう一回鳴れ!


と思ったけど、時計は1回しか鳴りませんでした。





あんなになんでもかんでも


大量に用意してくれたおじいちゃんだったのになぁ、と思うと、


おかしくて、うれしくて、


なんだか泣けてきました。





相方は、


「なんで?なんで止まってるのに鳴るの?いま鳴ったよね??」と


びびっておりました。












お盆です。


今年も二人でおじいちゃんのお墓参りに行って来ようと思います。














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