タイトルを言い切るのには訳がある。

 

現在、YouTubeのユーザーは世界中で約25億人と言われている(1)。世界人口数は約80億人(2)なので、世界人口の実に約3割がYouTubeを視聴している計算になる。しかも、YouTubeにチャンネルを開設しているのは、素人のyoutuberだけではない。日本や欧米各国の政府や立法府、国内外の主要メディア(テレビ東京 , 日本テレビ , フジテレビ , テレビ朝日 , TBS , 日本全国のローカル局 , 各新聞社 , BBC , GUARDIAN NEWS , NBC , CNN , ABC , CNBC , BLOOMBERG , FOX NEWS , ITV NEWS , NEWSHUBなど) 、更には芸能人や芸能事務所もYoutubeに公式チャンネルを開設している。それらはいずれもチャンネル登録者数が100万人以上だ。

 

以上のことから、激減していくのはあくまで企画系または炎上系youtuberだけだ。今後個人で生き残っていくのは、芸能者(漫才、漫談、役者、落語、音楽)のプロアマとジャーナリストや評論家ぐらいのものだろう。特にジャーナリストや評論家は、これまで自分が取材したネタをマスコミに提供することで、どうにか食い繋いできた。しかし、それは確実ではなく、マスコミから「要らない」と言われればそれまでだった。ところが、YouTubeの場合、個人でチャンネルを開設できるので、これまでのようにマスコミにネタを提供する必要が無い。しかも、YouTubeはインターネットに繋げて、その上で政府による検閲が無ければ世界中どこでも好きな動画が、ライブ以外何時でも何処でも都合の良い時間に都合の良い場所で見られるので(チャンネル開設者が動画を消去しなければ)、話題性はより高まる。

 

他方、高齢者にとってもYouTubeは有益だ。今の高齢者は第二次世界大戦とその後の復興を経験した者ばかりだ。彼らの実体験を動画として残すことが出来れば、彼らがいずれこの世を去った後も、YouTubeの中で”歴史の語り部”として、永遠に生き続ける事が出来る。それがやがては、世界各国を取り巻く歴史認識問題の速やかな解決にも寄与するかもしれない。

 

【参考資料】

(1)【2023年最新】SNSの利用状況まとめ|日本・世界別のアクティブユーザー数も紹介

(2)世界人口ランキング・国別順位(2022年版) 世界人口が80億人を突破した今、知っておくべき5つの事実