先日、イギリスのエリザベス2世女王陛下が崩御された。ここに、謹んでご冥福をお祈り申し上げる。そこで、不謹慎かとは思うが、それでも敢えて考察するならば、エリザベス2世女王陛下の国葬日が安倍晋三元首相の国葬日と重なった場合、或いは近日になった場合、欧米の首脳陣は来日よりも来英を優先する可能性がある。理由は以下の四つ。

①地理:イギリスを中心にした世界地図を見た場合に、欧米諸国にとって日本よりもイギリスの方が近い。よって、来日よりも来英の方が、首脳陣の移動にかかる経費を少なくすることが出来る。
②文化:イギリスは欧米にとって同じ白人種であり、また同じキリスト教圏である(宗派の違いはある)。
③国際情勢:世界に、何よりウクライナに侵攻しているロシアに、欧米諸国の結束をアピール出来る。
④立場:エリザベス2世女王陛下は王族である。それに対して、安倍晋三氏は元首相とはいえ、あくまで一人の政治家であり、皇族ではない。よって、どちらの国葬が世間一般の支持を得やすいかは自明の理だ。

以上の四点から、私は欧米諸国が国葬に関して来日よりも来英を優先させるのではないかと思う。