20240522仕出し弁当業者は弁当作りのみに専念するべきでは? | エコノミライ研究所のブログ

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2015年2月16日に設立した任意団体です。
ありとあらゆる「ミライ」について考える団体ですが、主に
「E」lectric「V」iecle(電気自動車)を通じて
1、生活の未来
2、文化の未来
3、社会の未来
を探求して行きます。

 

ほぼ、1年前も、炎上覚悟でかかる記事を上げましたが

 

1日100アクセス程度のブログですから、これ!といった反響もありませんでした。

 

ですので、どうせ、注目されないだろうけれども、注目されるのであれば、注目した<ひと>が真剣に考えてほしい話題を、此処に投下します。

 

今回のお題は

 

仕出し弁当業者の悲哀

 

です。




 

結論から申し上げますと

 

仕出し弁当の注文をする場合には、以下の3つの要素を必ず考慮に入れるべきです。

 

1、弁当自体の価格

 

2、配達費用

 

3、空き容器の回収費用

 

弁当を提供する側と顧客側との認識の差が、あまりにも大きい、と感じる話を

 

知り合いから聞いたため、上記3要素を考慮に入れるべきだ、と提言しています。

 



 

<「1、弁当自体の価格」について>

 

大小、様々な会合にて、複数食(一桁台から多ければ数百食)の弁当発注を受ける

 

仕出し弁当業者の関係者の皆様は

 

ただ、弁当を作るだけでなく

 

配達、ひいては

 

空き容器の回収

 

まで含んだ契約となることもあるとか。

 

そのことを聞いて驚きました。

 

配達はあり得るとは思いましたけれども、

 

空き容器の回収まで仕出し弁当業者が実施することには、

 

大きな違和感を覚えました。

 



 

<「2、配達費用」について>

 

ただでさえ

 

弁当を作る業務においては

 

食物アレルギーの有無、食中毒対策、売価を一定レベルに維持するためのコスト管理など

 

「作る業務」だけでも相当の困難があります。

 

これ以外に

 

配送、回収の業務が存在することが、仕出し弁当業の皆様の業務遂行を困難にしている、と容易に推測できます。

 

五十歩譲って、配送業務はリピーター顧客に昇華して下さるチャンスなので応じる意義がありますが、配送に伴う拘束時間・配送コストも加味した料金体系を別段、考慮する必要も存在します。

 



 

<「3、空き容器の回収費用」について>

 

そして、信じられないのが

 

空き容器の回収

 

この要素を仕出し弁当業の方々が負担されている長い歴史が存在していることです。

 

この要素は、廃棄物処理の世界に入りますから

 

廃棄物処理業者の方々も議論に参画して頂きたいです。

 

廃棄物処理には人的・物的・環境的コストが伴うことが明らかとなって久しいですが

 

この要素の負担を誰が担うのか

 

よくよく、考えなければならない、と思うに至りました。

 



 

以上、仕出し弁当業の皆様の悲哀のお話となりましたが、如何だったでしょうか。

 

この話題の応用として

 

家電用の電池の廃棄や

 

ひいては

 

電気自動車用駆動バッテリー廃棄についても

 

同様の問題点が浮き彫りになります。

 

3R

 

リユース(再利用)

 

リデュース(最小限化)

 

リサイクル(再資源化)

 

が叫ばれて久しい21世紀中盤に差し掛かろうとしている

 

ニッポン社会

 

身近な問題かもしれませんし、小さな問題かもしれませんが

 

小さいからこそ、<ひと>一人ひとりが負担をシェアし合えば

 

社会を支えることは、まだまだ、可能だと確信しています。




 

「ゴミは自分でゴミ箱へ捨てる」

 

このことが当たり前だと思っていたのですが、

 

疑わしく思えてきました。

 

是非、その疑念が晴れ、確信へと転じる日本社会に昇華していけるよう

 

この記事をご覧下さる皆様とともに、筆者楊田も頑張ります。

 

本日も、善い木曜日でありますことを。

 

いっておかえり