いつもエコノミライ研究所のブログをご覧下さり、誠にありがとうございます。
電気自動車EVは、時速80km以上の高速走行の場合は、エネルギー効率が悪くなりますので、第2世代量産型EVである三菱i-MiEVや日産ZE-0リーフ、e-NV200の場合には、70kmから80kmごとに急速充電を継ぎ足して行かなければ、走り切ることができません。
エコノミライ研究所は、このことを、経験をもって実証してきました。
所長楊田は三菱i-MiEV「Gミーヴ」号を所有していますが、TECTOMさんの「燃費マネージャー」(実勢価格3万円前後)を搭載し、電池残量や消費電力、累積電費など、各種情報を記録し、適切な情報処理を施せば電気自動車という「次世代自動車」の実用性能をより詳しく分析することができ、快適なEVドライブに活かすことができます。
楊田の片道300km超のEVロングドライブの実績と致しましては
(報告済)2017年7月横浜→関→倉敷(700km)
(報告済)2017年8月倉敷→鹿児島→屋久島(900km)
(報告済)2017年10月倉敷→東京・横浜→倉敷(1400km)
(報告済)2018年8月倉敷→小牧→白馬→小牧→倉敷(1400km)
(報告済)2018年10月倉敷→東京(700km)
★今回★2019年4月倉敷→東京・横浜→倉敷(1400km)
(報告済)2019年9月倉敷→米原→白馬→敦賀→倉敷(1400km)
2019年9月鹿児島→倉敷(700km)
となっておりますが、2020年の秋も深まりつつある現在もなお、昨年実施したドライブ報告ができておりません。
ただ、新型コロナ禍の影響で、新規のロングドライブにチャレンジすることが不可能な現在、レビューできていなかった過去のドライブについて取り上げることができるのは、不幸中の幸いかもしれません。
いずれにしましても
2017年夏から連載開始したエコノミライ研究所のブログは、このようなEVドライブのレポートをするために開設されたようなものですので、
「三菱i-MiEV「Gミーヴ」号で東京往復_往路編」
と題して、旅行記を再編集して、お送りしています。
これまで同様、「ゆっくり・じっくり」とお付き合い下されば幸いです。
<三菱i-MiEV「Gミーヴ」号で東京往復_往路編>
第4節 「3」山陽自動車道淡河PA上りから「4」新名神高速道路宝塚北SA上りまでの様子
淡河PAでは、8割程度まで充電すれば大丈夫だと思ったので、10分余りの短い充電時間に留めました。
そして、実は未だ、朝食を取っていませんから、そろそろ、食事もしたい気分でもありましたが、充電時間を短く切り上げたため、その余裕もなく、
平成31年4月28日午前8時30分、ここ淡河PAにて3回目の充電を終え、東方面へと進みます。
満充電の81%のみの充電の状況での出発のため、京都府の桂川PAまでギリギリ。
恐らくは、連休二日目ということもあって、京都南IC前後からの激しい渋滞が待ち受けているでしょうから
次の充電ポイントは、非常に短いのですが、14.5km先の宝塚北SA上り、と決めていました。
<1>神戸北ICを通過します。
このICは、上り・下りを問わず、出口渋滞が酷い場所、というイメージがあります。このICを使うドライバーの皆様、どうか、ご安全に。
出発から早、2時間以上が経過し、E2山陽自動車道とも、そろそろお別れの時が近づいてきました
最初通過したときは、”なんだ、この色の違いは”、と大変、戸惑いましたが、
今では”いよいよ、これから関西や”、と変なイントネーションで気分が高揚するゾーンとなった
E1A新名神高速道路とE2A中国自動車道との分岐点、<5-1>神戸JCTが近づいていることを意味する、色付きの破線です。
ときおり、白線にて左が「中国道」、道なりが「新名神」と記して下さっていますので、
落ち着いて、行きたい方面へのレーンを設定していきましょう。
この道路では「黄」の破線が中国道、「赤」の破線が新名神であることを示しています。
ジャンクション手前600mとなるこの場所から、レーンが一つ増えて、3車線になります。
3車線になるのは、中国道を利用するクルマにレーンチェンジを促すためです。
左にレーンチェンジをした「黄」レーンが中国道へ
道なりの「赤」レーンが新名神へと進んで行くのです。
今回は、ジャパンEVラリー2018のときと同様、宝塚北SA上りでの充電を実施するため、道なりの新名神方面へと進みます。
これより、E1A新名神高速道路ゾーンに入ります。
<5-1>神戸JCTを通過中です。
神戸ジャンクションは、わが国でも最大規模の分岐点の一つといえましょう。
神戸ジャンクションは、従来、山陽自動車道が中国自動車道と合流するためだけに設けられた場所でしたが、
高速道路ダブルネットワーク構想により、「第二名神高速道路」の計画が持ち上がり、名神高速道路とほぼ平行して道路敷設が計画されたものの、
大阪北摂地域、兵庫中山間部を通過するため、非常に高度な土木技術が実施されています。
次の写真で見える車線全体も、大変興味深いです。
左から順に
・左の坂状の構造物に隠れて見えませんが、E2A中国自動車道からの合流車線
・楊田家Gミーヴが通過中のE1A新名神高速道路上り車線
・トラックが小さく映っているのが、E1A新名神高速道路下り車線
・右側上方に小さく見えるのが、E2A中国自動車道への分岐車線
という風に見えています。
そろそろ、E2A中国自動車道からの合流ポイントに近づきます。
E2A中国自動車道からの合流車両に、ご注意下さい。
このトンネルに入るときはいつも、〇日放送「おはようパーソナリティ」で御馴染みの(であった)方ですが、同じ名前のトンネル名称であるため
「ようこそ、日本の真ん中に!」とお出迎えして下さっているようで、更に、気分が高揚します。
このエリアでは、未だ、渋滞に遭遇することは、ありませんでした。
早めに出発しておいて、良かったです。
この標識で、京都まで近づいたのだ、という実感が沸いてきます。
地図で確認しましたが、この斜張橋があるゾーンが
二級河川武庫川を渡っている証拠となっているようです。
新名神武庫川橋(しんめいしんむこがわばし)を渡っています。
次の充電ポイント、宝塚北SA上りが、近づいて来ました。
「バタフライウェブエクストラドーズドラーメン橋」!
覚えられるかな。。。
次の充電ポイント
スマートインターチェンジ<14-1>宝塚北ICを兼ねる
宝塚北SA上りが、近づいてきました。
神戸JCTから東方面へ新名神を走行して直ぐに現れるサービスエリアという位置づけだと思いますので
2018(平成30)年春に開業以来、西日本屈指の人気のあるサービスエリアが宝塚北SAである、といえましょう。
西日本高速道路株式会社様は、新設の重要拠点PASAには上下線共に1基ずつの
EV用急速充電器を設置して下さいます。
そうそう、EVユーザーにとって、気を付けなければならないことが一つ、ありました。
<14-1>宝塚北スマートIC上りを出る前に、EV充電をすることは、できません。
充電をしてから高速道路を出ようとする場合には、次のICである、<13>川西ICからの退出が、最低限も止められます。
道路運営会社によってなのでしょうか、PASAの場所によってなのでしょうか、施設利用とETCゲートとの配置の関係がケースバイケースなことに対して、戸惑う気持ちを隠せません。
いずれにしましても
高速道路の利用については、施設ごとの配置内容などの事前確認も、ある程度は把握しておく必要が、あるでしょう。
我がGミーヴは、充電のため、SA施設へと、入ります。
このSAでも、EV用充電器の場所は、一番奥の奥の場所にあります。
この写真は、平成最後のゴールデンウィーク、2019(平成31)年4月28日の模様です。
このSAの充電器が空いていることをお伝えし忘れていました。
実は、直前の淡河PAから出発した直後では、家の者に充電器空き状況を「三菱自動車電動車両サポートアプリ」で随時、調べて貰っていたところ、「充電中」だったそうですが、
充電時間帯を、意図的にズラすことで、充電待ちの状況から抜け出すことができた、ということを意味します。
午前8時44分、無事到着。
ここでも、15分だけの充電となりましたが、人気スポット宝塚北SAで小休止することも実現させることができましたので、
ここまでは、幸先良いEVロングドライブとなりました。
ということは?
この後、どのような状況が、楊田家を待ち構えているのか、当時の楊田家の者共には知る由もありませんでした。
<4>8:44新名神宝塚北SA上り66.5%、1.2kWh消費、15.3km0h16m走行、電費12.75km/kWh、15分3kWh充電で90%まで回復
第5節 「4」新名神高速道路宝塚北SA上りから「5」名神高速道路草津PA上りまでの様子
(前半、宝塚北SAから名神高速道路大山崎JCTまで)
宝塚北SA上りでは、トイレ休憩並びに、軽食を購入し、本部を出発して3時間ぶりの食事を摂ることができました。
家の者も、3回目の充電タイムと成りますので、
・スマホの三菱電動車両サポートアプリの使い方
・クルマの状況を伝えてくれる、各種車載計器の読み取り方
・地図の見方
などに対する理解が、大分、進んだ様子です。頼もしい!
平成31年4月28日(日)午前8時59分、兵庫県宝塚市にあるところの宝塚北SAから東方面へ向けて、出発します。
これより、兵庫県東部、大阪府北部を経て、京都・滋賀方面へと進みます。
京都市中心部まで、60kmを切ったのか、ということは、出発地から150km程度、進んだこととなります。
人口15万人余り、源光仲公ゆかりの地、川西市の最寄インターチェンジである
<14>川西IC
を通過します。
続きまして
止々呂美トンネルを越えて直ぐの
<13>箕面とどろみICを通過します。
「箕面」!?
いつの間にか、大阪府に入っていました。
人口約14万人の箕面市は、南隣の豊中市の更に南が大阪市という関係で、ベッドタウン化が今も進行中のようでして、人口増加の状況となっています。
E1A新名神高速道路走行区間につきまして、主な設備の紹介を致しましょう。
西端の神戸JCTから高槻第一JCTまでの紹介となります。
<5-1>神戸JCT
1道場(どうじょう)トンネル(570m)
<14-1>宝塚北SA/SIC
2切畑(きりはた)トンネル(1980m)
3猪渕(いぶち)トンネル(210m)
4六石山(ろっこくやま)トンネル(580m)
<14>川西IC
5川西トンネル(1100m)
6止々呂美(とどろみ)トンネル(2120m)
<13>箕面とどろみIC
7箕面(みのお)トンネル(4990m)・・・新名神高速道路最長トンネル
<12>茨木千提寺IC/PA
8竜王山トンネル(1590m)
9原萩谷(はらはぎたに)トンネル(3060m)
10神峰山(かぶさん)トンネル(290m)
<11>高槻IC
<33-4>高槻第二JCT
高槻市から神戸市北区までの高速道路ドライブが距離的にも時間的にも、若干短縮可能となりました。
それもこれも、この箕面トンネルのように、長大なトンネルや、大小様々な橋の建設が成立してこその、ことであります。
そうこう(走行)言うておりますうち、人口28万人余り、北摂地域の一つ、茨木(いばらき)市に遣ってきました。
キリシタン大名の高山右近の納めた地であり、米相場を伝達する中継地の一つで一等三角点がある石堂ヶ岡(いしどうがおか)- 680.5メートルのある都市であります。
大阪府茨木市千提寺(せんだいじ)にあるところの、
<12>茨木千提寺IC/PAを通過しようとしています。
2020年12月現在では、未だ、売店の設置が成されていないパーキングエリアですけれども、
いずれは、宝塚北SAが手狭になるなど、駐車・休憩スペースがひっ迫すれば、施設の充実度も増すのではないか、と期待しています。
その際には、是非とも、EV用急速充電器の設置を、ここ、茨木千提寺PAにも、宜しくお願いします。
竜王山トンネル(1590m)の次に迫る、ここ原萩谷トンネル(3060m)のある山は、相当、山の斜面が削られ、がけ崩れ防止のため、まるで、要塞のようにコンクリートで固められています。
トンネル開通後、1年程度しか経過していない状態の写真となりますが、
この姿は、10年後、20年後、ひいては100年後、どのような姿になっているのか、興味があります。
人口約35万人、高槻市に入りました。大阪北摂地域最東端、三島郡島本町(しまもとちょう)の隣に位置する場所です。
この辺りまでが、E2A新名神高速道路本線なのですが、
この辺りから京都府京田辺、城陽、そして滋賀県大津までの区間が未開通で有る関係で、本来、支線である区間を数キロ、走行することとなり、E1名神高速道路と合流して行きます。
<11>高槻ICを通過します。
E1A新名神高速道路本線となるルートの巨大な橋脚が、何本も、造りかけとなっています。
これが、2024(令和6)年になれば、風景も一変することでしょう。
それでも、岡山県民が京都府中心エリアまでドライブする際には、このゾーンは引き続き、活用することとなりますので、
<11>高槻第一JCTにて、京都方面と大阪方面とを間違えないよう、ルート確認をする必要があります。
とはいっても、E1名神高速道路へと続くジャンクションの分岐は、京都方面がメインのようでして、
大阪方面は、右側道から分岐する、というイメージとなります。
E1A新名神高速道路の区間は、一旦、ここで終了です。
<11>高槻第一JCTを京都方面へと分岐します。
さあ、とうとう、遣ってきました。
ニッポンの東西を結ぶ大動脈
E1名神高速道路と合流します。
実のところ、この辺りが、E1東名高速道路の東京ICから500km地点なのだそうです。
時刻は午前9時過ぎですが、この辺りまで、渋滞は、伸びていないようです。
電光掲示では、京都南IC付近の渋滞が、既に、相当長く(20km程度)なっていましたので、
大山崎JCTから京滋バイパス経由で瀬田西JCTで再び戻るルートの渋滞が15km程度とマシであったことから、
左ルート選択を致しました。
それでも、毎度のことですけれども、いわゆる「天王山トンネル付近で渋滞」に遭遇したことには、違いありませんでした。
道路は既に数珠繋ぎ。道路インフラが、交通量を捌(さば)き切れていない現場の一つであります。
実のところ、この辺りも未だ、高槻市内です。
このルートを生活圏の一部として使うことが殆どありませんけれども、それでも、指折り数えれば、10回は利用している高速道路、それが、楊田にとっての名神高速道路です。
結果から先にお伝えしますと、
高槻JCTから左右両ルートに分岐して直ぐ辺りから、山崎JCTまで、断続的な渋滞が続きました。
梶原第1トンネルを潜った場所から、京都府に入ってきました。
スタート地点の岡山県から数えて、兵庫県、大阪府に続き、4つ目の都道府県に入ったこととなります。
そして、相変わらず、渋滞は、続いています。
大阪府北摂地域の最東端、三島郡島本町(しまもとちょう)に入ってきました。
人口約3万1千人余りですが、京の都から西国へ行く際には山越えなく通過できる意味で、交通の要衝でもありましたし、
いわゆる「天王山の戦い」で有名な山崎の戦いの地でもあり、
マッサンで一躍有名になった、サントリー山崎蒸留所のある町でもあります。
堤真一様が演じられた鳥井さんが「やってみなはれ!」と言い放ったセリフが、今もなお、楊田のポリシーの一つとなっています。
交通量は、先ほどまでの比ではなく、大変、多かったです。
平成最後のGW、関西圏の人出は、相当な規模だったと思います。
京都に入って最初の(2番目ともいえるかな。。)トンネルでもある、
天王山トンネルに入ります。
「天王山トンネル」と申しましても、E1名神高速道路では、上下線合わせて4本のトンネルがあります。
(上り線左ルート)2,010m
(上り線右ルート)1,718m
(下り線左ルート)1,440m
(下り線右ルート)1,488m
今、通過中の上り線左ルートのトンネルが、一番、長いことを、改めて認識しました。
トンネルを越えれば、再び、右ルートと合流します。
トンネルを出ました。
大山崎JCTが近づいていますが、渋滞は相変わらず。
右ルートは、どうなっているでしょうか。。。
右ルートも、既に、渋滞しています。
時刻は、午前9時半から10時の間ですけれども、この様子だと、
京え都南IC出口や、桂川PA入口付近での渋滞が激しくなっているものと判断しましたので
左ルート選択したときに判断したとおり、
<33-3>大山崎JCTから、E88京滋バイパス方面へと分岐致します。
それにしましても、大山崎JCTは、大変巨大で、大変複雑なジャンクションだなぁ、と改めて実感しました。
名神高速道路上り線から大山崎JCTを使って分岐する方面としましては、3方向あります。
1、33-3大山崎IC出口からの退出
2、E9京都縦貫自動車道下り線へ合流
3、E88京滋バイパス上り線へ合流
この案内表示が、第1の関門でして、
左に分岐しますと、大山崎IC、京都縦貫道方面となりますので、
進行方向にはご注意下さい。
急いでいるときのウィキ検索で知りましたけれども、
このように、京滋バイパス経由で京都市中心部を迂回する手段は
2003年8月から供用開始されたそうで、歴史は、比較的、浅いことを改めて認識しました。
2024年には、新名神高速道路が全通し、高槻JCTからの流入車両が激減することが期待されますから、
京都市中心部の渋滞の緩和が実現できれば、有り難いことだろうに、と思いながら
E88京滋バイパスに向けてた誘導路を進んで行きます。
そして、この日、
E2山陽自動車道
E1A新名神高速道路
E1名神高速道路
に続き、4つ目の高速道路国道
E88京滋バイパス
に合流致します。
残り距離を現す標識も、「名古屋154km」と表示されるようになりました。
たった、数時間のドライブで、西日本から中部地方まで、射程距離に入ったことになります。
淀川の支流の一つ、宇治川(うじがわ)を渡ります。
すこうしずつ、地理感を磨いてきた成果、ここにあり。
京都市を南方向に迂回していることが、標識の一つ一つで把握できるようになっています。
これもまた、旅の醍醐味でもあります。
第6節 「4」新名神高速道路宝塚北SA上りから「5」名神高速道路草津PA上りまでの様子 2
(後半、名神高速道路大山崎JCTから京滋バイパスを経て瀬田西JCTから再び名神高速道路草津PA上りまで)
京都府伏見区と久世郡久御山町及び八幡市の飛び地にある京滋バイパスのインターチェンジ
<8>久御山淀ICを通過します。
この場所が、上述の如く地理的に非常に入り組んでいたことを、初めて知りました。
そして、人口1万5千人余り、久世郡にあるところの久御山町に入ってきました。
流れ橋で有名な上津屋橋(こうづやばし)があるのも、この町であることを、恥ずかしながら、初めて知りました。
(まだまだ、地理を知らないなぁ)
E88京滋バイパスを、滋賀方面へ向けて進んでいます。
久御山JCTより、関西南部方面からの流入車両が有る関係もあって、交通量が益々、増えることが予想されます。
予想通りな展開となりそうです。
<7>久御山ICを通過した頃から、突如!このときが、きてしまいました。
再び、渋滞に遭遇することとなります。
結果を振り返りますと、結論から申せば、交通量が多かったとはいえ、自然発生的な渋滞だったと思います。
宇治トンネル手前が、サグ、なんです。
ということは、宇治トンネル直後にある、笠取(かさとり)ICまで、10kmも渋滞にハマっていたことになるのか。。。
ノロノロ運転の最中(さなか)、人口約18万人
世界文化遺産平等院で大変有名な宇治市に入ってきました。
<5>宇治西ICを、ゆっくり、ゆーっくりと、通過します。
時刻は、午前10時を過ぎました。久御山JCTから、10分以上、経過しています。
まぁ、それでも、次の充電ポイントであるE1名神高速道路の草津PA上りまでは1時間程度で到達できそうです。
午前5時から出発して5時間が経過しても、まだ、午前中であることは、<こころ>に余裕がある状況でした。
この場所も宇治川の上を通過しているのですね。
地図を観て、改めて納得しましたが、宇治川の上流は瀬田川なのだ、と今更ながら認識しました。
そして、琵琶湖から流れる宇治川は北から流れてくる桂川、南から流れてくる木津川と合流し、淀川となるのです。
結果を先に公表してしまいましたので、宇治トンネル手前の笠取ICまで5kmとありますから、
あと、5km強、渋滞は続きます。
体感的にも、長い渋滞に巻き込まれたものだ、と認識していました。
そして、再び、家の者は睡眠モードに入ります。
そりゃ、これだけ、進みが遅ければ、眠たくも、なります。
そうこう(走行)言うておりますうち
<4>宇治東ICを通過します。
この辺りが、上り坂となっているのです。地形的に、渋滞の発生し易い場所なのでしょう。
全長4303m、宇治トンネルに入ります。
入り口が上り坂ですので、余計に、速度低下が生じやすいため、走行には、細心の注意が必要だと思います。
ここもまた、ダラダラと渋滞にハマり続けるのかなぁ、と思っておりましたが
ムムム、これはひょっとすると
渋滞から、どうやら抜け出したようです。
先行車両は、みるみるうちに、加速して行きます。
<3>笠取ICを通過します。
このIC通過までの所要時間が、E88京滋バイパスによる迂回作戦成否のバロメーターであることを、初めて認識するドライブとなりました。
時刻は、既に午前10時半となりました。
スタート地点岡山県倉敷市から兵庫県、大阪府、京都府に続く
5番目の都道府県、滋賀県に入ってきました。
そして、滋賀県都、人口34万人余りの大津市に入ってきました。
渋滞による遅延時間は、約40分、といったところでした。少々、時間が掛かったなぁ。
電池残量は、スタート時90%であったところ、ここまでの走行距離が60km程度ですので、50%を切る状況となりました。
電気自動車(EV)の面白いところは、下り坂になりますと、回生充電をしますから、電池残量の低下と走行距離とが、必ずしも比例的に一致するわけではないことです。
「8.0km先 草津JCT」とありますから、
次の充電ポイント、E1名神高速道路の草津PA上りまで、残り10km未満ということを表しますけれども、
そもそも、名神高速と合流する<33-2>瀬田西JCT付近の渋滞も、そろそろ、気になります。
本堂や多宝塔など多数が国宝や重要文化財指定されている東寺真言宗石光山石山寺(いしやまでら)が近い
<1>石山ICを通過します。
琵琶湖から流れ込み、宇治川へと繋がる瀬田川を通過します。
<30-3>瀬田東JCTが近づいて来ました。
この辺りから、間違って瀬田東ICから退出しないよう、左レーンに寄っておきます。
<30-2>瀬田東JCTを、通過中です。
<1>瀬田東IC方面との分岐ポイントである、<30-2>瀬田東JCTです。
過去に何度か利用したことのあるルートですけれども、覚えていないものです。
このように、巨大な構造物を縫うようにして、前へ前へと、進みます。
E1名神高速道路に再び合流するため、ループ状の誘導路を時計反対周り方向に進みます。
グイッ、グイッ、グイッと90度の3倍
270度転回した先にあるのは、
E1名神高速道路上り線なのでありますが、
このエリアも、可成り激しい渋滞状況下にありました。
この先は、再びE1A新名神高速道路を利用するため、草津JCTで分岐する予定なのですが
何といっても、我がGミーヴの電池残量が30%台と、覚束(おぼつか)なくなっていましたので
激しい渋滞に(一寸だけ)ウンザリした気持ちを抱きながら、草津PAを目指しています。
来ました!漸(ようや)く、来ました!!
E1名神高速道路の草津PA上り入り口であります。
草津PAの供用開始は1963年7月16日と、わが国高速道路史上、最も古い部類に属しますが、
この写真で見られる標識にあるとおり、第1PA、第2PAという配置があるように、パーキングエリアにも関わらず、広大な駐車用スペースがあります。
平成31年4月28日(日)の段階では、EV用急速充電器は、この先の第2PAに1箇所しか設置されていませんでしたので、
我がGミーヴ号は、店舗・飲食店が充実した第1PAを、残念ながら、素通り致します。
草津PA上りは、第1PAと第2PAが、比較的離れているため、時と場合によっては、大変不便を被るパーキングエリアでありましょう。
それでも、E1名神高速道路、E88京滋バイパス、そしてE1A新名神高速道路とが交差する辺りに位置するパーキングエリアですので、高速道路ドライブをする全てのドライバーにとって、大変重要な交通の要衝、であるとともに、
この写真で見ることができる、「EV QUICK 🚗 CHARGEING POINT」の標識の有り難さは、
楊田のように高速道路EVドライブをするドライバーでなければ、味わうことができません。
それほどまでに、草津PAは、大変貴重な充電ポイントの一つなのであります。
問題は、充電器が空いているかどうかです。
出発時間が午前9時でしたから、かれこれ、1時間半も車上の<ひと>でありましたから、重要な、問題ですが
大丈夫!空いていました。
待ち時間なしで、充電開始することができます。
この頃までには、家の者も覚醒していたようですので、また違う景色に、戸惑ったことでしょう。
平成31年4月28日(日)午前10時40分
出発地倉敷から1福石PA、2権現湖PA、3淡河PA、4宝塚北SAに続く5箇所目の充電ポイントである、E1名神高速道路の草津PA上りに無事、到着しました。
天王山トンネル前後の渋滞
宇治トンネル前後の渋滞
そして
草津JCT前後の渋滞
西日本屈指の渋滞多発エリアに、見事、全部突入してしまいましたが、
結果的には、高速道路EVドライブ往路では最難関のゾーンを所要時間2時間程度で突破することができました。
スタート地点から6時間経過で約240km、やはり、渋滞の影響は大きかったです。
今のところ、平均時速40kmですから、この後、どうなることか、やっぱり気になってしまいますけれども
兎にも角にも充電!
あれこれ悩む前に、進めるだけ進むのだ、と思い至るのでありました。
<5>10:40名神高速草津PA上り31%、8.1kWh消費、73km1h35m走行、電費9.01km/kWh、19分6.44kWh充電で80.5%まで回復