ウィキペディアはじめ、様々な文献や記録に残っている、近代国家として歩み始めた「日の本(ひのもと)」が、地球上の人類社会でトップグループを維持するために必要とされた「投資」物件である、戦艦をはじめとする、海上艦艇の歴史を紐解くシリーズを始めさせて戴いています。
1945年8月14日をもって無力化された
とはいえ、21世紀に入っても、「イージスアショア」計画が頓挫(とんざ)し、再び、イージス艦計画の延長線上に組み込まれることになりそうな現代「日本国」にとっても、参考となる「歴史の勉強」である、と確信いたします。
「ミライ」
への投資が、<いま>を生きる<ひと>にとって、どのような意味があるのかについて、考える切欠ともなる
思索の旅
幕末戊辰戦争前後から脈々と受け継がれてきた、「日の本」の海軍戦力に欠かせない、水上艦船についての紹介シリーズであります。
今回紹介するフネは、詳細が分からず難儀しますが、恐らく、江戸幕府が調達し、戊辰戦争時に薩摩藩に接収された後、新政府に献上されたフネですが、
2021(令和3)年シリーズの大河ドラマ「晴天を突け」視聴により知ったことですが、
主人公の渋沢栄一が徳川15代将軍慶喜の弟君である民部公使様(民部(みんぶ)省でも最も位の高い大輔の地位であらせられ、14代家茂公ご逝去の後、昭武(あきたけ)として水戸藩最後の藩主でもあらせられた方)
と共にパリ留学中に江戸からの便りで
の後、密かに大坂の湊から江戸に慶喜公が脱出する際に使われたフネとしても紹介された
開運丸(かいうんまる)
についてです。
開運は「運気を開くこと」「幸運に向かうこと」という意味。
艦歴
明治元年(1868年)の戊辰戦争で捕獲し鹿児島藩に移管され、後に返納され軍務官所管となった。 明治2年10月(1869年)(福井静夫の資料によると10月23日)に再度鹿児島藩へ移管された。
汽船であるがその他の詳細は不明。
船長
(艦長代)兼坂熊四郎(本職副長):明治2年6月 -
<出典:ウィキペディア「開運丸」開運丸 - Wikipedia>
紹介は以上です。このような感じで、次回も続けます。
次回もお楽しみに。
エコノミライ研究所
所長 楊田芳樹
このシリーズ
【新シリーズ】大日本帝国の艦船_ー0001シリーズを始めるに当たって 2021-02-22 07:00:00
【新シリーズ】大日本帝国の艦船_0000艦艇一覧 2021-03-01 07:00:00
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湯郷温泉てつどう模型館&レトロおもちゃ館に展示されていた世界の艦船から1米英 2020-12-14 07:00:00
「大日本帝国海軍艦艇一覧(だいにっぽんていこくかいぐんかんていいちらん)は、明治維新から太平洋戦争(大東亜戦争、第二次世界大戦)終結の間に、大日本帝国海軍が保有または、保有を計画した艦艇の一覧である。現段階で、この一覧は全艦艇の網羅には程遠いものである。
(中略)
なお、艦種類別及び等級については、基本的に竣工時とする。終戦までに廃止された類別についてはその限りではない。また特記すべき変更がある場合はより重要と思われる類別に分類し、航空母艦への改造など変更前後の両方とも重要な場合は両方に分類する。日本海軍の艦種類別の変遷、大日本帝国海軍艦艇要目解説については、別稿で記述する。未成艦・計画艦は艦名を斜体で表記する。」
(出典:ウィキペディア「大日本帝国海軍艦艇一覧」大日本帝国海軍艦艇一覧 - Wikipedia)
このような記述を元に、歴史的に古いフネから、艦種ごとに紹介するスタイルにて始めさせて戴いています。
紹介する流れは、以下の通りです。
☆今回☆1 黎明期
1.1 軍艦
1.2 運輸船
1.3 その他
2 艦艇
2.1 軍艦
2.1.1 戦艦
2.1.1.1 一等戦艦
2.1.1.2 二等戦艦
2.1.1.3 等級廃止後
2.1.2 巡洋戦艦
2.1.3 航空母艦
2.1.4 巡洋艦
2.1.4.1 等級制定以前(スループ)
2.1.4.2 等級制定以前(コルベット)
2.1.4.3 等級制定以前(巡洋艦)
2.1.4.4 等級制定以前(戦利巡洋艦)
2.1.4.5 等級制定以前(装甲巡洋艦)
2.1.4.6 等級制定以前(防護巡洋艦)
2.1.4.7 一等巡洋艦(装甲巡洋艦)
2.1.4.8 一等巡洋艦(重巡洋艦)
2.1.4.9 二等巡洋艦(防護巡洋艦)
2.1.4.10 二等巡洋艦(軽巡洋艦)
2.1.4.11 三等巡洋艦(防護巡洋艦)
2.1.5 水上機母艦
2.1.6 水雷母艦
2.1.7 潜水母艦
2.1.8 水雷砲艦
2.1.9 通報艦
2.1.10 敷設艦
2.1.10.1 急設網艦
2.1.11 練習戦艦
2.1.12 練習巡洋艦
2.2 駆逐艦
2.2.1 等級制定以前
2.2.2 一等駆逐艦
2.2.3 二等駆逐艦
2.3 潜水艦
2.3.1 一等潜水艦
2.3.1.1 海大型潜水艦
2.3.1.2 巡潜型潜水艦
2.3.1.3 その他の一等潜水艦
2.3.2 二等潜水艦
2.3.3 三等潜水艦
2.3.4 第一次世界大戦戦利潜水艦
2.3.5 特殊潜航艇・特攻兵器
2.3.6 実験艦・計画艦
2.4 砲艦
2.4.1 河用砲艦
2.5 海防艦
2.5.1 旧定義艦
2.5.1.1 一等海防艦
2.5.1.2 二等海防艦
2.5.1.3 三等海防艦
2.5.1.4 等級廃止後
2.5.2 新定義艦
2.6 輸送艦
2.6.1 一等輸送艦
2.6.2 二等輸送艦
2.7 水雷艇
2.7.1 一等水雷艇
2.7.2 二等水雷艇
2.7.3 三等水雷艇
2.7.4 日清戦争戦利艇
2.7.5 昭和期の水雷艇
2.8 掃海艇
2.9 駆潜艇
2.10 敷設艇
2.10.1 二等敷設艇
2.10.2 三等敷設艇
2.11 哨戒艇
3 特務艦艇
3.1 特務艦
3.1.1 工作艦
3.1.2 運送艦
3.1.2.1 給油艦
3.1.2.2 給炭艦
3.1.2.3 給炭油艦
3.1.2.4 給兵艦
3.1.2.5 給糧艦
3.1.3 砕氷艦
3.1.4 測量艦
3.1.5 標的艦
3.1.6 練習特務艦
3.2 特務艇
3.2.1 掃海特務艇
3.2.2 駆潜特務艇
3.2.3 敷設特務艇
3.2.4 哨戒特務艇
3.2.5 海防艇
3.2.6 電纜敷設艇
3.2.7 潜水艦母艇
3.2.8 魚雷艇
3.2.8.1 試作魚雷艇
3.2.8.2 輸入魚雷艇
3.2.8.3 T-1型
3.2.8.4 甲型魚雷艇
3.2.8.5 乙型魚雷艇
3.2.8.6 隼艇
3.2.8.7 太平洋戦争戦利魚雷艇
4 特設艦艇
4.1 特設軍艦
4.1.1 特設航空母艦
4.1.2 特設水上機母艦
4.1.3 特設航空機運搬艦
4.1.4 特設巡洋艦
4.1.5 特設敷設艦
4.1.6 特設急設網艦
4.1.7 特設潜水母艦
4.1.8 特設水雷母艦
4.1.9 特設掃海母艦
4.1.10 特設砲艦
4.1.10.1 砲艦兼砕氷艦
4.1.10.2 砲艦大
4.1.10.3 砲艦小
4.1.10.4 砲艦兼敷設艦
4.2 特設特務艇
4.2.1 特設捕獲網艇
4.2.2 特設防潜網艇
4.2.3 特設敷設艇
4.2.4 特設駆潜艇
4.2.5 特設掃海艇
4.2.6 特設監視艇
4.2.7 特設工作艦
4.2.8 特設港務艦
4.2.9 特設測量艦
4.2.10 特設電纜敷設船
4.2.11 特設病院船
4.2.12 特設救難船
4.2.13 特設運送艦船
4.2.13.1 給兵船
4.2.13.2 給水船
4.2.13.3 給糧船
4.2.13.4 給炭船
4.2.13.5 給炭油船
4.2.13.6 給油船
4.2.13.7 雑用船
5 雑役船
5.1 工作船
5.2 海洋観測船
5.3 交通船
5.4 救難船兼曳船」
(出典:同上)
黎明期の軍艦
※明治20年まで、軍艦の正式名には「艦」が付く(和泉丸、河内丸、陽春丸を除く)。例「富士山艦」「摂津艦」など
0007富士山(富士 [I])
0012摂津 [I]
0002和泉丸(和泉 [I])
0004武蔵 [I]
0003河内丸(河内[I])
0020東(←甲鉄)
0013千代田形(千代田 [I])
0021春日 [I](→雑役船)
0010龍驤 [I]
0014第一丁卯
0015第二丁卯
0016乾行
0017孟春
0018雲揚
筑波 [I](→巡洋艦→三等海防艦)
0010浅間 [I]
0008清輝
0019雷電(←蟠竜丸)
0005陽春丸
海軍艦籍に入っているという資料もあるもの
0022延年丸
0023電流丸
運輸船
※初期の運輸船は兵装を持つ戦闘艦艇でもあるのでここに上げる。
0001朝陽丸
0024翔鶴丸(翔鶴 [I])
0009観光丸
飛隼丸
飛龍丸(飛龍 [I])
0006咸臨丸
0025鳳凰丸
立象丸
快風丸
0026開運丸
長鯨丸(長鯨[I])
大坂丸
虹橋船
行速丸
東京丸
第一利根川船(→第一利根川丸)(利根 [I])
高雄丸(高雄 [I])
第二利根川船(→第二利根川丸)(利根 [II])
沖鷹丸(冲鷹[I])
千早号(千早[I])
函容丸
樺太丸
華陽丸
練習艦
肇敏(←春風丸)
石川
館山(←第一回漕丸)
(出典:同上)
満珠型:満珠 [I] - 干珠 [I]
日清戦争戦利艦:敏捷
御召艦
迅鯨 [I](外海用御召艦)
蒼龍 [I](内海用御召船、蒼龍丸→蒼龍艦)