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毎年恒例
オール日産大商談会inコンベックス岡山
が開催された模様をレポートします。
2021(令和3)年2月20日(土)から21(日)に掛けて開催されました。
どの自動車メーカー販社も最も力を注ぐ、3月決算商戦を控え、情報収集と商談をスムーズに進めるため、
日産販社では、毎年、この時期にも大商談会を開催されています。
空くじなしの抽選会や、ワンコイングルメを楽しむことができるなど、来場者にすこうしでも、より楽しんでもらうための工夫が成されています。
”コロナ対策もバッチリなイベントだから、マスクして、入場前にアルコール消毒もするし、早めに帰ってくるから、行かせて下さい”
「感染したら隔離するけん、知らんよ」と渋々、了承してくれた家の者に感謝した次第です。
岡山県内でのイベント開催では、山陽新聞事業社様が良くご活躍されていまして、
日産関係イベントにつきましても、永らく、同社が担当されて居られるようです。
ですので、COVID-19対応についても、多大なるご苦労とご尽力が在ったことを、容易に推察することができます。
参加者として守るべきは
・参加者プロファイルを設営側へ提供
・会場内でもマスク着用
・入場前の体温測定
・入場前のアルコール消毒
などであります。
このような対策を講じつつ、日産がリリースするクルマの素晴らしさをアピールするため、
単独の店舗では取り扱い車種の全てを確認することが難しいところ、
岡山県内の各店舗の皆様が力を結集すれば、一夜にして国内最大級の販売店舗が実現する、ということです。
さて
先回より、「オール日産」と云いながら
アライアンスグループの中心でもある
ルノージャポン社
が日本市場にリリースしているクルマを紹介しています。
「ルノー・ジャポン株式会社(Renault Japon)は、フランスの自動車会社、ルノーおよびアルピーヌの日本での輸入元である。
2000年5月1日に、ルノー車の輸入・販売などを行うことを目的に、日本におけるルノーの100年近い歴史上初のルノーのアジア太平洋地域統括本部直轄の日本法人として、ルノー・ジャポン株式会社(RENAULT JAPON K.K.)が設立された。その後はフランス本社と、東京都に置かれていたアジア太平洋統括本部の支援の元で、国内のディーラー網やアフターサービス網の整備、モータースポーツ活動と結びつけたブランディングや、マニュアル(MT)仕様や右ハンドル車の積極的な導入を含む様々なマーケティング活動が行われた。
その後2006年4月1日に、同年2月に行われたルノーの中期経営方針計画の発表を受け、同年内に日本法人を清算し、日産トレーデイング(ルノーの子会社である日産自動車の輸出入業務などを行う商社)にルノー・ジャポンの業務を移管することが発表され、11月1日をもって日産トレーデイングと合併(「ルノー・ジャポン」の名称は存続)。
2012年4月2日より、日産自動車の完全子会社の「ルノー・ジャポン株式会社」(RENAULT JAPON CO.,LTD.)として事業分割することを新車発表会の席で発表。ルノーの子会社の日産の傘下という立場ながら再び独立法人化し、同時に日本法人設立時の社名に戻った。
日本法人設立後は販売台数が増加を続け、2005年には年間2,000台を超え、そのあとは上記のような経営体制の変化の影響もあり足踏みがあったものの、2013年には前年比21.3%アップとなる3771台を、翌2014年には4662台を販売し、2年連続で国内販売台数記録を更新。2015年の販売台数は5000台を超え、5082台を記録。これは、ルノーが日本に上陸して以来最も多い年間販売台数であると同時に、6年連続で前年比の販売記録更新でもある。
2017年10月、アルピーヌ車の日本進出のためにビジネスユニット「アルピーヌ・ジャポン」を設立。2018年6月22日、新型アルピーヌA110の発売を開始した。
2018年現在の本社所在地は神奈川県横浜市、代表はルノーの子会社の日産自動車出身の大極司(だいごく つかさ)。日産との併売ディーラーを含む全国に70店舗近いディーラー網を構築し、各種マーケティング活動を行い、3年間6万kmの新車保証、車両の応急修理、牽引、ドライバーと同乗者の移動、宿泊の手配などを24時間365日で行う「ルノー・アシスタンスサービス」の提供などのサービス展開を行っている。」
(出典:ウィキペディア「ルノー・ジャポン」ルノー・ジャポン - Wikipedia)
先回紹介したクルマの名前は「カングー」。商用車としても大いに活躍する名車です。
「カングー」という言葉を紹介するだけでも、以上のように多くを知っておく必要があるくらい、歴史的にも価値ある車であることが、伝わればよいのですけれども。。。
その2代目となるモデルの紹介をしました。
「2007年に新型である「カングーII」が発表された。パーキングブレーキレバーのグリップは車軸方向でスバル・アルシオーネにも似た特徴的な形状となっているが、これは1日数百回も操作するフランスの郵便局員たちの協力を得て開発している。
2016年1月20日には、2007年からの累計生産台数が100万台を達成した。尚、記念すべき100万台目は日本仕様である。
カングー1において、4から5人乗車の場合は空間のゆとりが少なくなるため、室内空間の拡大がユーザーから要望されていたことや、後発のライバル車種が満たしていた欧州規格1200×800mmのパレット積載ができない欠点を克服するため、居住性・積載性・衝突安全性などの向上を目的として、横幅を中心に大型化されたほか、各種装備の内容が向上した。これに伴い、プラットフォームは2代目クリオベースのものからメガーヌと同じCプラットフォームに変更された。
エンジンは105PSを発生する1.6L・DOHCのK4M型をはじめとしてK9K型(1.5L・直噴ディーゼル)を含め計5種を用意。」
(出典:ウィキペディア「ルノー・カングー」ルノー・カングー - Wikipedia)
今回紹介するクルマも、大変有名です。
「トゥインゴ(Twingo)は、フランスの自動車製造会社、ルノーの生産する小型乗用車である。
欧州ではAセグメントに分類される小型車である。1992年まで製造されたルノー・4と入れ替わる様に1993年より発売が開始された。1993年から2007年まで発売された初代、2007年より発売されている2代目、共にフロントに横置きされた直列4気筒エンジンで前輪を駆動する。ボディ形状は初代・2代目共に3ドアのハッチバックのみであるが、極めて短いノーズを持ちモノスペースに分類されていた初代に対し、明確なノーズを持つ2代目は一般的な2ボックスカーの車体形状を持つ。いずれも乗員や積み荷に応じて多彩なシートアレンジを可能としている。
3代目はメルセデス・ベンツとの提携によって、スマート・フォーツー/フォーフォーとメカニズムを共用することになったため、それまでの前置きエンジン・前輪駆動(FF)レイアウトから一転、後ろ置きエンジン・後輪駆動(RR)レイアウト(実際にはリアミッドエンジン・後輪駆動(RMR)レイアウト)を採用し、5ドアのみとなっている。」
(出典:ウィキペディア「ルノー・トゥインゴ」ルノー・トゥインゴ - Wikipedia)
「トゥインゴ」という名称を付されたクルマとしては
3代目
となります。
気になるお値段は?
国産軽自動車でも、この程度はしてしまいますから、許容範囲内かもしれません。
そんなことよりも
実を申しますと
このパネルに記された言葉に対しまして、楊田は
ハッキリ言わせて貰いますと
反発心
すら覚えてしまいます。
「初代(1992-2007年)
1992年9月のモンディアル・ド・ロトモビル(パリモーターショー)にて発表され、翌1993年より欧州内で販売開始された。当時ルノーの社内デザイナーで、後にデザイン担当役員を務めるパトリック・ル・ケモン(Patrick le Quement)による斬新なデザインを持つ小型車として登場したが、そのデザインは、初代のホンダ・トゥデイを元にしているといわれており、ルノーもこれを否定していない。プラットフォームは既存車種を流用しない専用設計で、4本のホイールを車体の隅に追いやることで車体の大きさに似合わない広い室内空間を確保し、後席のスライドや座面ごとの跳ね上げ、前席を倒してのフラット化など、多彩なシートアレンジを実現した。しかしスペース効率を徹底した弊害として構造上右ハンドル仕様が生産できず、日本を除く左側通行圏では販売されなかった。
駆動方式は前輪駆動のみ。短いノーズには当初はR8以来のC3G型OHVガソリンエンジン、通称クレオンユニットの1238cc仕様が横置きで搭載され、その後1997年にD7F型OHCエンジンに置き換えられた他、2001年には16バルブで高出力なD4F型エンジンも加わった。変速機は当初、一般的な5段MTと2ペダルMTの「easy(イージー)」の2種類が用意された。このイージーは人為的な変速操作に対して自動でクラッチ操作が行われるもので日本ではAT限定免許での運転も可能だが、ATモードは無くMT同様に常に人間の手による操作と足によるアクセルの踏み加減の調整を必要としており、運転感覚もMTのそれに近い。またこのシステムはトラブルも多く、後年リコールの対象にもなっている。構造も3ペダルのMTと大差ないことから、クラッチペダルを後付けして完全なMTにしてしまう改造が行われた個体も多い。2001年からは「クイックシフト5」と呼ばれる新たなATモード付きシーケンシャル5MTが登場、ATモードに切り替えることでイージーの様な手動操作から開放された。他に本国ではトルクコンバーター式のATも用意されていたが日本へは正規輸入されていない。
生産期間は1993年から2007年までと非常に長いが、マイナーチェンジは6回に渡り行われ、登場時の仕様である1stコレクションから生産終了時の7thコレクションまでに分けられる。1998年の4thコレクションへの変更でカラードバンパーの採用やヘッドライト・テールライトの意匠小変更、ダッシュボードの形状変更と助手席エアバッグの採用などが行われており、これ以前を前期型、これ以降を後期型へと大別出来る。」
(出典:同上)
「デザインは、初代のホンダ・トゥデイを元にしているといわれており、ルノーもこれを否定していない」
新聞広告で、初代を見かけたときは、「トゥデイの×クリじゃ」と揶揄したものですが、
どうやら本当らしいと確信致しました。
逆説的に申しますと
日本人ほど、世界中の先例を模倣し尽くし、世界を変えてしまった民族は居ない
などと思われているのかもしれません。
”「島国の△ル真似で遣られっぱなしだから、これくらい、大丈夫だろう」という出来心で真似されなのかなぁ”
ただし、わが民族の諸先輩方のフォローを僭越ながらさせて戴きますと
狩猟道具、農耕器具、文字、文化、鉄砲などの武器、クルマなどの近代文明を象徴する品々などに関して
多くの模倣・踏襲を実施した結果
著作権・肖像権・特許権といった権利関係と関連法整備が発達し
<ひと>のニーズにフィットしつつ、環境と調和した様々なアイデア・商品・製品が<この世>に生まれた
ことに対して、ニッポン人は、多大な貢献をしてきた、と主張しても間違いではない、と信じています。
いずれにしましても、
別敲にてコメントしたこともある話ですが、
VWゴルフⅣのリアバンパー廻りのデザインを世界中の自動車メーカーが模倣したように、
クルマのデザイン世界でも、想像と破壊、独創と模倣の繰り返しがこれからも様々な分野で展開されて行くのでしょう。
スイッチや各種メーター、パネルの配置・機能について理解しているワケではありませんが、
クルマとしての基本性能、付加価値を齎(もたら)す快適装備が一通り、トゥインゴにも備わっている、と思われます。
エアコン関係のスイッチが少ないことに、好感を抱きます。
カーナビも、恐らくは7インチでしょうけれども、大抵の場合は、この大きさで十分です。
6速ATにも関わらず、愛想のないシフトノブこそご愛敬、といったところでしょうか。
後部座席のドアを開いたところだけ、映していました。
国産車の優秀さを、相対的に理解することができます。
このクルマの後部座席には、スピーカーを搭載する余地はなさそう。
恐らく、このクルマを開発した本国の<ひと>にとっては、
このクルマは超コンパクトなので、最初から後席用にスピーカーを搭載する考えなど、持ち合わせて居なかったのだと思います。
この辺りが、ラテン系エンジニアの割り切った設計思想なのかもしれない、と勝手ながら推測しています。
(違っていたら、ゴメンナサイ)
そうそう、日産関係者の皆様、この部分の写真を是非、確認して頂きたい。
楊田が、何を伝えたいのか、分かる<ひと>には解りますよね。
何度でも貼ります。キューブ3の運転席後部の写真です。
ひと昔前、日産車には、コンパクトカークラスでさえ、この辺りの配慮は当たり前でした。
それが、どうでしょう。
キックスの場合
ノートの場合
相手には失礼な表現となりますが
トゥインゴでさえ、シートレール用の保護カバーが装着されているのですから、
日産車においても、この程度の配慮は、当然のこととして、コストを掛けて下さい。
ルノー関係者の皆様、失礼致しました。
空気を悪くしてしまいましたね。
ですが、ルノー車の見学をしたことにより、
何が必要なのか、不必要なのか
という基本的な価値観を再確認することができました。
嘗て、帝国日本が戦車も試験的に輸入し、戦略研究の貴重な素材として使わせて戴くなどした
RENAULT
今後も、どうか、対等な立場で、「明るい豊かなカーライフ」実現のため、お力添え頂きたいと思います。
以上、
仏蘭西ルノー車のうち
トゥインゴ
の紹介が完了致しました。
今回も、大変、勉強になりました。
クルマの世界って、本当に広いです。
そして、面白い!
オール日産大商談会の楽しみ方、「いろいろ」あるでしょう?
2021(令和3)年2月20日(土)から21(日)に掛けて開催された
オール日産大商談会inコンベックス岡山
についてのお話、まだ、もうすこうし、残っています。
次回もどうぞ、お楽しみに!
所長 楊田芳樹
このシリーズ
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