20210220オール日産大商談会inコンベックス岡山5_NV200キャラバン | エコノミライ研究所のブログ

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毎年恒例

 

オール日産大商談会inコンベックス岡山

 

が開催された模様をレポートします。

 

2021(令和3)年2月20日(土)から21(日)に掛けて開催されました。

 

どの自動車メーカー販社も最も力を注ぐ、3月決算商戦を控え、情報収集と商談をスムーズに進めるため、

 

日産販社では、毎年、この時期にも大商談会を開催されています。

 

空くじなしの抽選会や、ワンコイングルメを楽しむことができるなど、来場者にすこうしでも、より楽しんでもらうための工夫が成されています。

 

”コロナ対策もバッチリなイベントだから、マスクして、入場前にアルコール消毒もするし、早めに帰ってくるから、行かせて下さい”

 

「感染したら隔離するけん、知らんよ」と渋々、了承してくれた家の者に感謝した次第です。

 

岡山県内でのイベント開催では、山陽新聞事業社様が良くご活躍されていまして、

 

日産関係イベントにつきましても、永らく、同社が担当されて居られるようです。

 

ですので、COVID-19対応についても、多大なるご苦労とご尽力が在ったことを、容易に推察することができます。

 

参加者として守るべきは

 

・参加者プロファイルを設営側へ提供

・会場内でもマスク着用

・入場前の体温測定

・入場前のアルコール消毒

 

などであります。

 

このような対策を講じつつ、日産がリリースするクルマの素晴らしさをアピールするため、

 

単独の店舗では取り扱い車種の全てを確認することが難しいところ、

 

岡山県内の各店舗の皆様が力を結集すれば、一夜にして国内最大級の販売店舗が実現する、ということです。

 

今回は、歴史と伝統溢れる「キャラバン」の紹介です。

 

 

 

 

初代の登場が1973年2月

 

2代目の登場が1980年8月

 

3代目の登場が1986年9月

 

4代目の登場が2001年4月

 

そして、この写真のモデルとなる

 

5代目NV350キャラバンの登場が2012年6月

 

というように、モデルチェンジの間隔が10年以上にも及ぶ超ロングリリースモデルでありますから、

 

5代目も、恐らくは、あと数年、このままの型式で継続されることが考えられます。

 

(参考:ウィキペディア「日産・キャラバン」日産・キャラバン - Wikipedia

 

車種を明かさず、このショットを初めてご覧に成る方に、このクルマの名前を言い当てることができるのか、興味あるところです。

 

エンジンルームは、何と!

 

1列目座席の下にあります。

(試しに、開けてみればよかった。。。ですが、「勝手なことしないで」と怒られるかもしれません。)

NV200バネット、セレナ、マーチ、ノートなどと共通した内装アイテムを何点も確認することができます。

 

悪いことではないと思います。

 

部品の共通化によりコストダウンが実現できますし、

 

一旦採用されれば、形状変更されることなく、少なくとも10年以上は使われ続けるのですから、

 

「飽きの来ないデザイン」

 

のため、工業デザイナーの皆様のデザインセンスが試されることになるのです。

 

責任重大なお仕事だ、と思います。

NV350キャラバンNV350 CARAVAN)は、日産自動車が製造・販売している商用バンである。キャラバンシリーズでは通算5代目の車種でもある。

 

2012年6月15日に11年ぶりとなるフルモデルチェンジを発表し、同日より販売開始(当初はガソリン車のロングボディ・標準ルーフ仕様のみ、ディーゼル車とスーパーロングボディ・ハイルーフ仕様は7月13日販売開始)。同時に車名を「NV350キャラバン」に改名した。NV(Nissan Van)のつく車名は、日本ではNV200NV100に続き今回が3例目。」

(出典:ウィキペディア「日産・NV350キャラバン」日産・NV350キャラバン - Wikipedia

キューブ、マーチ、ノートと同じオートエアコンパネル

 

セレナと同じシフトノブ、ステアリングなどなどですが、

 

インパネ上部が黒く

 

インパネ下部が明るく仕立てられていることが、大変好印象です。

キャラバンにも、いずれは、自動運転技術のプロパイロットが搭載されるのかもしれません。

 

そうなれば、高速道路でも手放しで運転可能な時代も、夢ではありません。

数年前の展示会にて、1度だけ、キャラバンを試乗したことがありましたが、

 

大変ひどく揺れるクルマであることを実感しました。

 

このクルマは、飽くまでも、荷物を搭載することを前提とした動態性能設計が施されているのです。

1か所だけ、確認し忘れた場所がありました。。。

 

エアコンパネルの上、中央左側エアコンノズル下に位置する「引き出し」みたいなアイテムが何なのか、確認し忘れました。

 

(カップホルダーでしょうか。。。位置的には絶好の場所です。)

2列目の写真をご覧頂きます。

 

重い荷物を大量に搭載可能なクルマですから、

 

車体剛性の関係上、室内最低高は非常に高く、その分、昇降性能の劣るクルマではあります。

しかしながら、いざ、乗車して椅子に納まってしまえば、快適そのものでした。

 

望めるのであれば、両脇にアームレスト、中央にもアームレストが欲しいところです。

身長173cm、胴長短足の楊田がモデルで恐縮ですが、乗り降りの場面を再現致しました。

 

クルマに乗るため、必ず、2ステップ踏まねばならない、ことがお判り頂けると思います。

乗り込むときの足の掛け具合に、少々、戸惑いましたが

 

シート座面の奥行きもしっかりと確保できていますし、

 

座面の高さも、楊田には程よい高さでありましたから、

 

長距離移動には不満を覚えることは少ないと思います。

 

ただ、繰り返しとなりますが、アームレストが無いのが、少々、残念ではあります。

ヘッドレストを外しまして、窓側レバーを引くことで、背もたれが折りたたまれます。

 

長尺物を搭載するときに便利なスタイルです。

 

とまぁ、ここまでは、多くのクルマで実施可能な機能ですが、

 

NV350キャラバンの特「長」は、ここからです。

 

背もたれが折りたたまれている方の椅子の下のほうに見える赤いリボンのような物体が見えるでしょうか。

 

これも、或る機能のを作動させるレバーの一つでありまして、この赤いレバーを引きますと、、、

ホレ、このとおり!

 

椅子自体が前方向に折りたたまれることにより、

 

より長大で、体積が嵩張る荷物も余裕で搭載することができます。

 

更に、椅子の後脚であるパイプ部分も、折りたたむことができまして

椅子全体が前脚よりも前に移動した状態で、ロックされます。

 

ですので、クルマの不意な急制動などによる前後運動で、折りたたまれている椅子が倒れる心配もありません。

 

椅子の前端と運転席最後部との間が、そこそこ、広めに確保されているのは、このため、でもあります。

 

クルマが大きい分、設計に余裕がある、ということです。

椅子を折りたたんで納得。

 

ステップ分部がこのエリアのみであることの意味を、理解することができました。

 

このクルマが、飽くまでも、荷物を載せることが優先されるクルマなのだ、ということを。

 

昇降可動式のステップを搭載するアイデアもあるでしょうけれども、機械的な故障により難儀する可能性もありますから、

 

ステップの位置は、やはり、このエリアに落ち着く、ということを納得しています。

鉄製の梁がむき出しで設(しつら)えられていますが、

 

何かを引っ掛けるフックもあることから、

 

例えば、運転席と2列目以降を透明ビニールで仕切るなどが可能となるでしょう。

 

貨物仕様でこのクルマを使う場合、

 

後部視界を確保しながら、荷物が不意に運転席に飛び込む危険性を防止することが可能となります。

 

さて、お楽しみは、ここからです。

 

まずは、次の写真をご覧頂きます。

どうでしょう!

 

ワクワクしませんか?

 

それとも

 

「大きすぎて、こんなん、生活に困るわ」

 

という拒否反応をされる方も、居られるかもしれません。

オール日産の展示会で披露されているクルマですから、

 

このような特別仕様車も、車検にはきちんと、通過できるような設えなのだと思います。

キャラバンは、多目的な利用に対応することが出来るクルマですから、

 

1列3人乗り仕様から5列14人乗りまで多彩なバリエーションが存在しています。

 

ですから、2列5人乗り仕様車である、このクルマの場合であっても、

 

大人二人が縦向きで寝泊まりできる、特製ベンチシートを搭載することも、十分可能なのです。

このクルマの場合は、

 

収納式簡易テーブルを展開して、歓談スペースを確保することも可能な上、

 

同時に、自転車をそのまま搭載することも可能な仕様となっています。

良く出来ています。

 

自転車を降ろせば、運転席側のフラットスペース部分も展開して対座にて歓談が可能となるでしょう。

 

夜間、車中泊時には、写真左側に見えるベンチシートの背もたれ部分を両側ベンチ座面の間に移動させれば

 

長大なベッドスペースが出現します。

 

クルマの中で炊事する必要性のないユーザー様には、必要十分な設えではなかろうか、と思いました。

 

キャラバンのような箱型ハッチバック車では、荷室エリアに後ろから乗り降りする「性能」も重要です。

 

理由は、大きな荷物を載せ降ろしする際のアプローチ性能が、運搬スピードを左右するからです。

 

テールゲートエリアからの<ひと>の昇降性能についても、チェック致しました。

 

先ほどと同じく、身長173cm、胴長短足の楊田がモデルでスミマセン。

欲を申せば、もうすこうし、ステップが低く、奥行きスペースをもう、5cm程度多めに確保して欲しい、という程度ですが、

 

乗り降りに苦労は、致しませんでした。

特注仕様の椅子に座ってしまえば、

 

「出先の部屋」という異空間となることから、

 

マッタリ寛ぐことが可能です。

これまた、イラン話ですが、

 

テールゲートが観音開き仕様車

 

も有れば善いのに、とさえ思いました。

ですが、ゲート式後部ドアのメリットは、雨天時でも雨に悩まされないことです。

 

キューブ3ユーザーである経験で、雨天時の苦労は実証済みです。

 

冷蔵庫の扉のようなキューブ3の後部ドアは、雨天時にイベント関連荷物の運搬に難儀します。

NV350キャラバンだけでなく

 

NV200バネット

 

トヨタさんで言えば、ハイエースやライトエース

 

ワンボックスタイプの貨物車は、皆、一様に

 

1列目がスイング式ドア

2列目がスライドドア

テールゲート方式後部ハッチ

 

という基本スタイルで、今後も製作されていくこととなるのでしょう。

大型車ですから、後部エアコンも装備されていたりします。

 

多くの<ひと>が、このような多機能車の活躍による恩恵に預かることができているのだ、という思いに至りますと、

 

このようなクルマを製作担当されている皆様の偉大さへも、思い至ることができました。

 

以上、

 

日産NV350キャラバン(5代目)

 

の紹介が完了致しました。

 

中々、見慣れないクルマだとは思いますし、楊田もその一人でありますから、

 

今回も、大変、勉強になりました。

 

クルマの世界って、本当に広いです。

 

そして、面白い!

 

 

 

オール日産大商談会の楽しみ方、「いろいろ」あるでしょう?

 

 

 

2021(令和3)年2月20日(土)から21(日)に掛けて開催された

 

オール日産大商談会inコンベックス岡山

 

についてのお話、

 

次回もどうぞ、お楽しみに!

 

 

 

所長 楊田芳樹

 

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