【確認問題】

1.a
2.c
3.a
4.b
5.c
6.d


【復習問題】

1.

2.自由貿易をしたとき国内価格が世界価格を下回れば輸出国となり、国内価格が世界価格を上回れば輸入国となる

3.

4.海外で生産され国内で販売される財に課される税

5.雇用:自由貿易は雇用を喪失させると同時に労働者を比較優位を持つ産業に移動させ雇用を創出する。それによって全体としてより高い生活水準を享受できる。

   安全保障:安全保障についての正当な理由がある場合産業保護は適切かもしれないが、産業の代表者が安全保障について主張するときは安全保障よりも外国との競争から守るようインセンティブが働く。

   幼稚産業論:政府は利益をもたらす産業を見極め、産業の成長による利益が保護による損失を上回るかを判断しなければいけないが、これは難しい。
また、長期的に利益があるとわかるならば、短期的な損失を進んで受け入れるべきであり、保護は必要ない。

   不公正競争:他国の助成金による価格の低下は自国の生産者の厚生は減少するが、それ以上に自国の消費者の厚生が増加する。
他国にとって悪い政策かもしれないが、自国にとっては価格を低下させ厚生を増加させる。

   外交カード:貿易制限が脅しとして効かなければ互いに貿易制限をし、厚生が悪化する。脅しを引っ込めれば外交の威信に傷がつく。

6.一方的アプローチは自ら貿易制限を廃止することであり、多角的アプローチは他国の貿易制限を緩和すると同時に自国の貿易制限も緩和することである。
   一方的:19世紀のイギリス
   多角的:NAFTA、GATT



【応用問題】

1.
a.

b.世界価格が供給曲線の上昇よりも大きく上昇すれば、生産者は利益を得る。

   損失:消費者と生産者、または消費者のみ

   カナダの厚生:悪化

2.p269参照
   輸入量の変化:Dの面積の販売量+Fの面積の販売量
   消費者の損失:C,D,E,F,
   生産者の利益:C
   政府収入:E
   死荷重:D,F

3.
a.

b.

c.消費者余剰は両国とも増え、生産者余剰は両国とも減る。総余剰はアメリカは増加するが、ドミニカ共和国は減少する。

   憂慮:ドミニカ共和国
   喜ぶ:アメリカ

4.
a.雇用、不公正競争
   安い輸入材によって生産者の厚生が損なわれて木材産業の雇用が減少するから。
   助成金によって木材生産者が被害を受けるから。

b.雇用、不公正競争
   自由貿易によって雇用が減少すると同時に創出される。比較優位を持つ産業に特化し、全体では高い生活水準を享受する。
   生産者の損失以上に消費者が利益を得る。

5.
a.

b.消費者余剰:1400
   生産者余剰:-800
   総余剰:600

6.
a.

b.国内穀物価格を下落させる

c.国内消費者の厚生:増加
   国内生産者の厚生:減少
   政府の収入:増加

d.総余剰は減少する

7.
a.正しい
b.貿易利益はある
c.貿易から利益を得る

8.
a.

b.

c.消費税:税収は税金×販売量であるため、輸入品だけよりも輸入品と国産品の全てに適応される消費税の方が税収が大きくなる。

   関税:死荷重は税による売り手と買い手の取引による利益の阻害であり、輸入品のみに適応される関税の方が死荷重は小さくなる。
   
9.
a.消費者余剰と総余剰は増加し、生産者余剰は減少する。

b.消費者余剰:11,000
   生産者余剰:-3,000
   総余剰:8,000

c.税収:6,000
   死荷重:2,000
   悪い政策
   アメリカ国内のテレビの生産者

d.アメリカの生産者余剰にはマイナスだが、それ以上にアメリカの消費者余剰がプラスであるため受け入れるべきである。
   日本企業に対する補助金はアメリカの便益を増やし、日本の納税者の負担を増やす。

10.鉄鋼の国内価格は上昇する
    生産量:増加
    消費量:減少
    輸出量:増加

    消費者余剰:減少
    生産者余剰:増加
    政府収入:マイナス
    総余剰:増加