れいちゃんのこと、思い起こせば、数々の異常を示唆する兆候がありました。

れいちゃんがあまりに気丈に振る舞っていたから、ついそれに甘えて病院に連れて行かなかったのは、本当に悔やまれることです。

これから鳥を飼う人、そして何よりも自分への戒めとして、このような症状を見つけたら、すぐに病院に行くように勧めます。

何もなければそれでいいのだから。

何かあってからでは遅いのです。


1)鼻水が出るくしゃみ →呼吸器系

2)肩で息をしている(正確にはお腹の動きが若干大きく、意識して呼吸している印象) →呼吸器系

3)お尻を気にして、嘴でつつく仕草 →婦人科系

4)卵の殻が柔らかい →婦人科系

5)吐き戻し(というよりも吐き散らし) →消化器系(そのう含め)

6)表情が以前よりも険しくなってきた(きつくなってきた。ボタンインコは目に表情がはっきり出ます。目がきつくなってきた、怒っているように見える、など。) →何か体調の悪いのを我慢している可能性

7)以前よりやたらとべたべた甘えてくる →何か体調の悪いのを我慢している可能性(訴えてる)

8)以前よりもイライラしているような行動が見られる →何か体調の悪いのを我慢している可能性

9)呼吸がいつもより早い(お腹の動きをみていると分かる) →呼吸器系

10)毛づくろいというよりも、何か全身を気にしてつついている。痒いのかと思わせる。 →何か体調の悪いのを我慢している可能性(血液系?)

11)飛んできて肩に止まったりしたときが分かり易いのですが、ヒューヒューと小さな呼吸音が聞こえる →呼吸器系(かなり進行している状況)

12)以前よりも声を大きく鳴く →何か体調の悪いのを我慢している可能性

13)じっとこっちを見ているとき、そんな視線に気づいたら、もしかしたら何かを訴えたいのかもしれません。

14)飛び方がおかしいとき。不器用な子もいるけれど、もしかしたらどこか痛くてそれを庇ってそんな飛び方になっていることだってあります。

15)肩に止まるとき、しっかりと肩に着地できなくて、しがみつくように胸に着地して、それから這い上がって肩に止まる。それはもしかしたら着地が下手なのではなくて、もしかしたらどこか痛くてそれを庇ってそうしているのかもしれません。





しかもこれらの症状は一日中出ているわけではありません。

あれ?これは?と思った次の瞬間には消えています。

鳥たちはそれくらい分からないように症状を隠します。

なので、あれ?と思ったら、それはもう症状が出たと判断すべきです。

何もなければそれで安心なのだから、あれ?と思ったら是非病院へ連れて行ってあげてください。


そして、やはり常に忘れていはいけないのは、普段この子は大丈夫だからといって何もしないのは人間の甘えで、これは絶対に忘れてはいけないことで基本中の基本と言われている、「保温」です。

これは絶対です。

伊達に皆が「保温」「保温」と口やかましく言ってるのではありません。

そこには過去、何十、何百もの小鳥たちが同じように低体温で具合を悪くして天国に召されているという事実があるからです。


我が家は放し飼いで、キッチンの戸棚に巣を作って、そこに住んでいました。

冬の間、その戸棚の下(住んでいる所を仕切っている床板)に保温電球の40Wを入れていました。

それをあろうことか、もう春だからと、撤去してしまったのでした。

考えたら、まだ寒暖の差が激しく、夜はまだ10度台だというのに。

本当に何を考えていたんだろう・・・。


むしろ一年中、30度近くを維持する必要があるのに。

以前は火事が怖いと思っていましたが、何度も実験して、保温電球を下に入れると仕切り板は結構熱くなりますが、ゆがんだりもしないし大丈夫なことを確認しています。

それにエアコンという手もあります。

れいちゃんは呼吸器系(婦人科系もあったかもしれません)の問題があったのは間違いなく(今となって分かったことですが)、低体温で悪化してしまったのだと思います。



これらは実際にれいちゃんに見られた症状です。

そして、小鳥の病院の先生たちが書いているブログなどを参考に、思い当たるおかしな症状を列挙してみました。

これだけ症状があったのに、それに気づいたこともあったのに、なんで病院に連れて行ってあげなかったのか。

れいちゃんは相当痛みに耐えていたのだろうと思います。

気丈なれいちゃんはそれを見せなかった。

その痛みに気づいてあげられなかった僕は、本当に愚かだったと思います。




今朝、5時過ぎに目が覚めて、眠れないから、れいちゃんを隣に添い寝して、れいちゃんのことを思い出していたら、いつの間にかまた寝ていました。

夢の中で、れいちゃんが僕に色々と語ってくれました。

沢山あるので、箇条書きにして、備忘録にしておきます。

・あなたは真剣に生きていない。「みるみる㊟」をしっかりとマスターすること。そうすれば変わります。ちゃんと毎日やってね。れいとの約束です。よっぽどCHOCOさんの方が真剣に生きてるわよ。

・私の分までじゅうちゃんをかわいがってね。大切にしてあげてください。

・今回の経験を教訓に、これから鳥を飼う際の参考にしてください。

・「ずいぶんと大人びた物言いだね」と言ったら、れいちゃんは「そりゃそうよ。私だってもういい大人だったんですから」だって。かわいいですね。

・あなたももういい年なんだから、本当に真剣に人生を歩んでね。私が命を賭けてこうして伝えないと伝わらなかったと思う。私の命を無駄にしないでね。

・あなたはすぐに慢心するから、それが悪い癖。「みるみる」だってほら、出来たと思うから、すぐまた出来なくなるでしょ。慢心はあなたの悪い癖です。よくよく注意してくださいね。集中することを忘れないで。


真剣に生きていないわけじゃないけど・・・でも確かに100%かと言われたらそうではないと思う。

れいちゃんに言われて、もっと真剣に生きることにしました。

「みるみる」というのは、沖縄の稲福医師が開発した、”自己治療法”の一つで、この「みるみる」で統合失調症まで治るという事実があります。

かつて母と何度か伺ったのですが、母は出来ているが、僕が出来ていない、と何度も叱られました。

そして、れいちゃんに言われてから、なんとなく目が覚めて、まだ朝食の支度には早かったので、「みるみる」をやっていました。

何度も何度もくじけそうになりながら、それでもれいちゃんとの約束があるので、我慢してやっていたら、少し出来るようになりました。

でも出来るようになったと思ったら、それは慢心につながって、次の瞬間にまた出来なくなるのでした。

その繰り返しをしているうちに、なんとなく左目は確実に出来るようになってきたと分かったのですが、右目(つまりは左脳ですね)がまだ全然出来ていないと分かりました。

それでも、ふと気づいたら、全身の疲れとかだるさが完全に消えていたのでした。

これには驚きました。

たしかにこれは治療効果がある、でも見ているだけなのになんでだろう?と不思議ですが。

完全に出来るようになったら、また稲福医師の所へ行き、よし出来ていると言わせたいと思っています。

れいちゃんと話が出来てから、とても気が楽になり、食欲も戻ってきました。

ここ数日で、骨と皮のガリガリになっていましたので、少しはこれで体力も回復してくると思います。

れいちゃんの命を無駄にしないよう、これからより一層真剣に人生を歩みたいと思います。

れいちゃんありがとう。




帰国した日は、じゅうちゃんもれいちゃんもとっても元気だった。

安心していたのだけど。

その翌日のこと。

れいちゃんが突然、全身を痒いのか痛いのか分からなかったけれど、狂ったように足や嘴で全身をかきむしり、それでも居ても立ってもいられなかったのか、思い切り飛び出して近くの止まり木に止まってようやく落ち着いた様子になったけれど、飛ぶのが下手なれいちゃんがこんな飛び方をしたのは初めてで、これは尋常じゃないと思ったので、

明日病院に行ってくる。

そう言ったけれど、今思えばすぐに連れて行くべきだった。

日曜は休診と勝手に思い込んでいたけど、後で分かったのは日曜はやっていたということ。

そして、こっちも疲れていた思考能力が低下していたんだと思う。

本当なら、光線治療を当てて、保温してあげるのが基本中の基本なのに、そのまま寝かしつけてしまった。

月曜日、3月23日。

朝ご飯を作ろうとキッチンに入ったら、じゅうちゃんがのそのそと出てきて、挨拶をした。

その後、れいちゃんも出てきたけど、なんかうずくまっている?

と思った瞬間、ギャッ!と一声鳴いて、こちらに飛んできて僕の胸にしがみつこうとして、つかまれずにシンクに落ちてしまった。

とってもびっくりして、すぐに拾い上げて、

れいちゃんどうしたの!れいちゃん!!

手に大人しく収まる子ではないのに、この時は手の中にじっとしていた。

すると、突然、ギャギャッ!と鳴いて、思いきり飛び出して、床に落ちてしまった。

落ちてすぐ、ひきつけを起こして、体を一瞬丸めたかと思ったらウウーンと思い切り反らせて、そのまま息を引き取ってしまった。

あまりの突然の出来事に状況が理解できなかったけれど、すぐにれいちゃんを拾い上げて、心臓の音を確認したけど、音は何も聞こえなかった。

れいちゃんが死んじゃった・・・。

何が原因なのか未だに分からない。

だけど、もともと体がそれほど強くなかった子だったのに、健康診断も連れて行かなかったし、気丈に振る舞っていたから、大丈夫だとばかり思っていた。

僕の不注意と慢心と甘えでれいちゃんを死に追いやってしまった。

きっと毎日本当は痛みと格闘していて、それを我慢してこっちに見せまいと振る舞っていたんだろうと思います。

ごめんねれいちゃん。

後悔してもし切れません。

本当に悔やみきれない。



れいちゃんが死んだなんて、今でもまだ信じられずにいます。

布巾を重ねたお布団に寝かせて、一緒に寝ています。

初七日までは少なくともそうしようと思っています。

じゅうちゃんもまだ状況を理解できていません。

たまにれいちゃんの寝ている傍にやってきて、呼び鳴きしたり、嘴をつついたり、毛づくろいをしてあげたりしているけれど、れいちゃんは微動だにしない。

でも今日、弔いの意味だったのか、れいちゃんの嘴を無理矢理開けて、れいちゃんの舌を噛み千切って食べていました。

これはどういう意味なのか、ボタンインコでは当たり前のことなのか、それは分かりません。

でも僕は気持ちがよく分かります。

じゅうちゃんはれいちゃんのこと、本当に愛していたから、最後のお別れの意味なのかもしれません。

本当に愛していたから、目の前からいなくなる前に、その体を食べて自分の体と同化させたいと願ったのかもしれません。


本当にれいちゃんが死んじゃったなんて、未だに信じられません。

たまたま撮影していたUstreamの動画の残っていた分を急いで録画して保存しました。

じゅうちゃんはその画面を見て、モニターのれいちゃんにすり寄ったり、嘴で突っついたり、呼び鳴きしたりしていました。


とっても愛情深いれいちゃんでした。

じっとこっちを見つめているれいちゃんです。
僕のことが大好きで、こうしてふと気付くと、僕のこと、じーっと見つめていることがありました。