ヤフーニュースにこんな記事がありました。
女優・藤真利子さん、11年間介護した母を失い自責の念・・・「死なせてしまった」
この気持ち分かりますね。
経験者ならそうでしょう。
僕も、祖母のリウマチや母の自宅でのガン治療に、一緒に歩んできたので、よく分かります。
自責の念が出てきてしまいます。
どんなにベストを尽くしたと思っていても、後から思えば、あれも出来たのでは、これも出来たのでは、情報の探し方が甘かったのではないかとか。
それは今では記憶の片隅にあったと思いましたが、これから紹介する素敵な記事によって、それを思いだし、そして救われました。
アメリカの医学界の「人間と羊のハイブリッドを作り出すことに成功した」報道への賞賛から見る「人間は完全に単なる物質である」とする現代社会に生きること
この記事で、最後にIn Deepさんが放った言葉。
「 何か大きな病気になったら、その病気でちゃんと死ぬことが最も幸せなことなのだと思います 」
さらっと書かれていますが、この「ちゃんと死ぬ」というのは、とても素敵な言葉だと思いました。
だって、病院で多くの管を挿管されて人間だかなんだか分からない状態で死んでいく様は日常だと思いますが、果たしてそれがいいのかどうか。
なんのために病院に対し大金を支払い、あと数か月を無理やり生かされ、「生ける屍」としてベッドに括りつけられているのか。
家族が話しかけてももう誰かも認識できず、ただただ生命反応があるというだけの状態。
「尊厳死」とは、こういった現状に疑問を抱く人たちから自然と沸きあがった感情により生まれた概念です。
こんなの、僕から言わせてもらえれば、生きているとは言えない。
最後まで人間らしく生きていきたいではないですか。
だから。
この「その病気でちゃんと死ぬ」という言葉には、はっとさせられました。
その病気を受け入れて、そして最後まで人間らしさを保って死んでいく。
それこそが人間の本来あるべき姿ではないかと思いました。
医療洗脳から早く抜け出してください。