映画週間ですか? | ほんえすんの制作ノート

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編集者・ライター・絵本作家として活動する洪愛舜ともうします。webマガジン「目黒駅前新聞」編集長、絵本はひらがなのほんえすんで出しています。
お仕事を通じてのアレコレや、子育てしていて感じたことなどもつれづれます。

なんの映画週間!?
という勢いで、今日も映画観にいってしまいました。

「グラン・トリノ」。


何の予備知識もなく、勧められるまま観たので、
雰囲気とかクリント・イーストウッドの感じとかで
かなり暗く重い映画かと思いきや、
意外に笑いどころたくさんでコミカルでした。


すごく面白かったけど、
物語の根底にあるカトリックの精神――生と死に関することとか、懺悔とか、神とか、信仰とか――がピンときていないので、
ちゃんと『観れていない』感覚がどこかで引っかかってる感じ。


きっと、噛み砕いて説明してもらっても
理解できないと思われる、
一番初めのところの『ズレ』が、
「私」と「あちら」の間に
存在しているのかもしれません。




その部分に気づかないフリをしている分にはすごく面白い映画だと思います。
ベタっちゃベタですが……。