こんばんは!やぎです(・ω・)/
てか、牛丼一杯で2000Lもあったら大変ですね!
炊き出し用のお鍋ももびっくりです!約30L だそうです。
そんなこんなで今日は水のお話をしようと思います。・°
。・°
飲料水
地下水
下水・・・などなど
身の周りには様々な水がありますが
皆さんは「仮想水」というものをご存知ですか??
仮想水は‘Virtual water’とも呼ばれます。
Virtualというからには本物じゃないんだろう。と直感で、思ったんですが、
実際の Virtual water はとっても現実的なモノで、
世界に影響を与えつつ、
私たちの日常に隠れ潜んでいるのですっ!!
さて、その「仮想水」とはどういうものかというと
「製品の生産過程で必要となる水」のことです

細かい事言うと< 直接水+間接水=仮想水 >っていう式がありまして、
たとえば、 「スーパーで売ってる牛肉」を「製品」とすると
その牛肉が立派な牛に成長するまでに食べた牧草が育つために必要な水
や、生まれたとき親から受け継いだ水分:「間接水」や
直接与えた水:「直接水」を全部あわせてその牛肉の「仮想水」が出てくるわけです。
ちなみに
16000L →牛肉1 kg
140L →コーヒー1杯
900L→ 1 kg のとうもろこし(の実)
牛丼 2000L
ついでに
牛肉>豚肉>鶏肉の順に仮想水の量が多いそうです。
こういった考え方は1990年代以降提唱されてきたそうで
ロンドン大学のアンソニー・アラン教授は
「水資源の地域的な偏りは食糧の輸出入を媒体とする地域間の移動により
緩和することが可能である」としています・・・(。-人-。)?
と言われてもわかりにくいですよね。。。あ、読みながら寝ないでくださいね(笑!
これは簡単に言うと
「あるモノを自分の国で作ると20Lの水が必要な場合
10Lで作れる国で作って輸入したときのほうが
(世界的に見て)水が節約できる!」というような考え方です。
とは言うものの、農作物を輸出して生計を立てる国のうち、
タイ、ベトナム、インドなど、水不足で困っている国にとっては大変なことです。
自分の飲み水がないのに、外国に輸出するための水を使わなくちゃいけない
そして、日本は食物の大輸入国です。
東京大学の沖大幹助教授らの推計によると、日本は食糧輸入によって年間約640億トン(琵琶湖の貯水量の約2.5倍)のバーチャル・ウォーターを輸入しており、国内での年間総水資源使用量約900億トンのほかに、その3分の2に相当する水を海外に頼っていることになる。
---------------------------- IECネット「環境用語集」より
・・・そうです。
だから私達は普段の消費生活の中で、
実は膨大な量の「水」を輸入して、間接的に消費していることになるんですね・・・(@д@)!
もちろん水不足の深刻な地域からも・・・。
水不足で困っている国がありますが
日本は水不足で困ることはありません。
なのに水不足の国などからも大量の仮想水を輸入するというのは心が痛む話です。
水不足の国のモノを買うなという訳ではありませんが、
「仮想水」を「地産地消」のようにちょっと気にしながら買い物などしてみてはいかがでしょうか?
長くなってしまいましたが、「仮想水‘Virtual water’」という言葉をお見知りおきください!
読んでくれてありがとうございました!!