とうとう手術の日がやってきてしまいました・・・。
朝とお昼は絶食でハラヘリと闘いながら待機していました。
この日はオカンが休みで朝から来てくれました。
手術は昼からの予定だったけど、長引いてるようで1時間遅れとなりました。オナカヘッター!
看護師さんが手術着を持ってきてくれてそれに着替えます。よくテレビで見る青い術着で、
後ろが開いていて紐で止めるような作りでした。下着も何もつけないまま着ることになるので、
お尻が見えるーってビックリしたけど、車椅子に乗っての移動なので大丈夫でした。
手術中は好きな音楽を聞いてもいいよって言われたので、iPhoneを持っていくことにしました。
手術室が沢山あって、またこれもテレビで見かけるような手術着のお医者さんが
あちこち忙しそうに動いていました。手術室へ着くと、お医者さんや看護師さんが待っていました。

緊張と怖さで足が震えそうになりながら、言われるまで手術台に登ります。
まずは手の甲に点滴です。もちろん痛い・・!その後、腰に麻酔を打つために、
膝を抱えるような形で丸まって寝かされました。その麻酔を打つのが痛くないようにと
麻酔を打ってくれたのですが、またそれが痛い!!!恐怖感が痛さを倍増しておりました。
だって、あんなとこに注射なんてしたことないもんね。
でもその後は腰の麻酔だったけど痛みはなく、そのあとすぐに足がしびれて動かなくなりました。すぐに仰向けにされて、先生が色んな所をつねって、痛いですか?って麻酔が効いてるか確認していました。麻酔ちゃんと効いてくれてて足の感覚はまったくなくて、かろうじて触られてるのか分かりましたがそれでもまた痛くなるんじゃないかと恐怖。

腕を広げた形でマジックテープで固定され、とうとう始まっちゃうなって考えてたら、
急に息が苦しくなってきて、ものすごく吐き気がしてきたけど、舌もしびれて話せない。
意識が朦朧となってきた時に、看護師さんが「あ!音楽かけますね!」勝手に用意してくれるけど使い方がわからないみたいで、「こういうのは若いあんたのほうが出来るやろ!!」とか変なやりとりがあっちで始まってて、勘弁してよーて思ってたけど、結局みんなわからないみたいで、私が操作するハメに。しびれて腕も動かせないので支えてもらいながら、なんとか再生してイヤホンで音楽を聞かせてくれました。もうアルバムとか選んでる余裕もなくボリュームもちっちゃいけどどうすることも出来なかった上に、たまたまかかった曲が人が死ぬ曲っていう神選曲でした・・・。
ずっと吐き気があって、我慢しなかったら出ちゃう!みたいな感覚で必死に堪えていました。
それ以前に息が出来ないの!呼吸できなくて苦しくて助けて!って言いたかったけど、意識が朦朧として口を動かす事もできなくて、結局伝えることもできませんでした。
指に酸素濃度がわかる機械を付けていて、麻酔科医さんがそれで監視されていたので、実際は息が出来ていたのかもしれませんが、やはり息が思うように出来なくて死ぬかと思いました。

見えてないし感覚が無くてわからないけど、足を持ち上げられてたぶんいつものあのポーズになったぽいので、とうとう今からなんだなって頭の片隅で考えていましたが、そこからがなぜか意識が飛んでいて、気づいたらもう終わっていたようです。
ちょうど手術台からベッドに移動させてもらう所で、オカン特製のガーゼの可愛い寝間着を着せられ病室へ移動です。相変わらず吐き気が酷いままでした。
意識もまだ朦朧としたままベッドに横たわって、そのまま病室に移動ですが、角を曲がるたびに酷い吐き気に襲われた。ヤバイ吐く!って限界になったとこでなんとか部屋に戻って来ました。
距離はそんなにないとはおもいますが、部屋に帰るまでがすごく長く感じました。

お部屋に戻ると、看護師さんが30分に一度検温と酸素濃度を測りに来るけど、その間もずっと寝ているような起きているような、なんとも言えない感覚でした。相変わらず息はしにくいけどなんとか吐き気は収まってくれて、結局元通りに意識がはっきりするのに3時間くらいかかってしまいました。
意識が戻ったらすぐに、看護師さんが歩いてみましょう!無茶振り。今って治りが早くなるようにすぐに歩くんですよね。体を支えてくれて、立ち上がったらまた吐き気が襲ってきたけど、なんとかゆっくり廊下に出ました。でも結局吐き気は我慢出来なくて、そのまま廊下で洗面器に吐くはめに。うぅしんどい。
その後寝てたら吐き気はなんとかおさまり、夕食が運ばれてきました。お腹空いてたので喜んで食べたけど、一口食べたらまた吐き気が・・・。結局、ハンバーグ一欠片だけしか食べれないまま返却しました。
何も胃にないのに、夜中にトイレで立ち上がるとまた吐いちゃって、もうやだ!
手術は結局、痛みじゃなくて吐き気が一番しんどかったです。