ムクリペ、杉の無垢フローリングを再生
先週末は、京田辺市でムクリペの現場でした。
杉の無垢フローリングの研磨と再生。長年使われてきた床を、もう一度きれいに整える仕事です。新品を貼るのとは違って、すでにそこにある「時間」をどう残すか、どう活かすかが大切になります。
削り始める前の床には、生活の跡がそのまま残っていて、黒ずみや細かな傷も含めて、その家の歴史そのもののように感じました。研磨機を当てるたびに、少しずつ表情が変わっていくのを見るのは、何度やっても背筋が伸びます。
杉の床と向き合う時間
杉は柔らかい木です。
そのぶん、足触りが良く、空間もやさしくなりますが、研磨ではとても気を使います。削りすぎればすぐに表情が変わってしまうし、削らなさすぎると汚れが残る。
機械の音を聞きながら、手に伝わる感触を確かめながら、少しずつ進めていく作業は、効率だけで考えると遠回りなのかもしれません。でも、この時間があるからこそ、最後に「ちゃんとした床」になると思っています。
派手さはないけれど、静かで濃い時間でした。
夜はまったく違う場所へ
そんな現場作業の一日の終わりに、思いがけないお誘いをいただきました。
レジンテーブル制作体験ワークショップに参加してくださった方から、「よかったら一緒に行きませんか?」と声をかけていただき、夜はBERONICAのマジックナイトへ。
正直に言うと、マジックショーをちゃんと観るのは久しぶりでした。軽い気持ちで行ったのですが、これが完全に予想外。目の前で起こることが理解できず、驚きっぱなしで、気がつけば拍手していました。
驚きと感動のマジックナイト
トリックの仕組みがどうとか、そういうことを考える暇もなく、ただただ「すごいな…」という気持ち。
演出も空気感も心地よくて、大人が素直に楽しめるショーでした。
昼間は床を削って、夜は不思議な世界を観ている。その振れ幅も含めて、なんだか面白い一日だなと思いながら、会場の雰囲気を味わっていました。
偶然の再会というサプライズ
そして、さらに驚いたのはここからでした。
会場を見渡していたら、どこかで見たことのある顔が。よく見ると、以前レジンテーブル制作体験に来てくださったご夫婦だったんです。まさか、こんな場所で再会するとは思っていなかったので、お互いに一瞬きょとんとしてから、「えっ?」と笑ってしまいました。
こういう偶然って、不思議ですよね。仕事でのご縁が、まったく別の場所でふっとつながる。その瞬間が、とても嬉しかったです。
木と人は、思わぬところでつながる
現場で木と向き合って、夜は人と時間を共有して、さらに昔のご縁と再会する。
振り返ると、先週はずっと「つながり」を感じる一週間でした。
木も、人も、時間も、バラバラのようでいて、どこかでちゃんと交差している。そんなことを考えながら帰り道を歩いていました。
来週もきっと、予定通りにいかないことや、思いがけない出来事があると思います。でも、それも含めて楽しめるように、また月曜日を迎えたいと思います。



























