木と人と、僕の一週間|エコロキアのこだわりライフ

木と人と、僕の一週間|エコロキアのこだわりライフ

エコロキアは「不便を楽しむ」をコンセプトに、無垢フローリングやウッドデッキ、レジンテーブルを通じて、手間ひまかける贅沢な時間を提供します。
モノづくりの楽しさや育てる喜びを感じながら、日常に本物の価値を加える体験をお届けします。
毎週月曜日 朝8時更新

先週の土曜日は、なかなか濃い一日でした。

朝は奈良県御所市の「不便を楽しむ里」。

夜は神戸三宮のディスコイベント。

間には休眠中の柿畑の視察。

そして最後は居酒屋からのカラオケ。

自分で振り返っても、なかなか振り幅の大きい一日だったと思います。

 

サンシェードのために竹藪へ

 

朝から「不便を楽しむ里」で作業です。

夏が近づいてきたので、まずはサンシェードを設置することになりました。

ホームセンターへ行けば材料は揃います。

でもせっかくなら、この場所にあるものを使いたい。

そんな話になり、竹藪へ入りました。

 

竹林でのサンシェード設置作業

 

竹を切るのは簡単そうに見えますが、意外と大変です。

長さを見ながら選び、倒す方向を考えながら切る。

切った後は枝を払って運び出す。

 

竹藪でサンシェード用竹を伐採

 

汗だくです。

でも不思議と嫌な疲れではありません。

ホームセンターで既製品を買えば一時間で終わる作業かもしれません。

それでも自分たちで竹を切って作る方が、この場所には合っている気がしました。

 

サンシェード設置用の竹とカラフルな日よけ
 

 

休眠中の柿畑を見て考えたこと

 

その後、近くの休眠中の柿畑を見に行きました。

高齢化や後継者不足で、管理できなくなった畑です。

枝は伸び放題。

草もかなり生えています。

一見すると、もう終わってしまった畑のようにも見えます。

でも近づいて見ると違いました。

 

柿の木に実った小さい柿

 

木そのものはまだ生きています。

むしろ手を入れれば十分復活できそうです。

僕は昔から柿が好きです。

干し柿も好きですし、秋に実が色づいていく風景も好きです。

そして何より、何十年も生きる木です。

その場で決めたわけではありませんが、

「やっぱり柿をやろう」

そんな気持ちが強くなりました。

 

農業は儲かるかではなく続くか

 

農業の話になると、

「儲かるんですか?」

と聞かれることがあります。

正直に言うと、簡単ではありません。

特に小規模で始めるなら尚更です。

 

農業用マルチと竹支柱のある畑

 

でも最近は少し考え方が変わってきました。

売上だけで考えるなら、もっと効率の良いことはたくさんあります。

それでも木を育てることには、別の価値があります。

10年後や20年後を考えながら手を入れる時間。

これはレジンテーブルや無垢フローリングとも少し似ています。

すぐ結果が出るものではありません。

だから面白いのかもしれません。

 

夜は一転して三宮へ

 

夕方になると奈良から神戸へ。

今度は先輩がDJデビューするイベントです。

昼間は竹を切っていたのに、夜はディスコ。

自分でもなかなかの落差だと思います。

正直、こういう場所にはあまり慣れていません。

最初は少し照れます。

でも実際にDJブースに立つ先輩を見ると格好いいんです。

 

DJイベントで音楽をプレイする男性

 

何歳になっても新しいことに挑戦する姿は素敵だと思います。

 

大人になってからの挑戦

 

若い頃なら挑戦するのは当たり前です。

でも50代、60代になってから新しいことを始めるのは簡単ではありません。

失敗も怖いですし、人の目も気になります。

それでも挑戦する。

 

DJイベントで光るネオンとミラーボール

 

だから見ていて応援したくなります。

最近、「不便を楽しむ里」を作っていても同じことを感じます。

完成したものを使うのは簡単です。

でも作る側に回ると、失敗もありますし時間もかかります。

それでもその方が面白い。

 

居酒屋からのカラオケ

 

イベントの後はみんなで食事へ。

そこからカラオケへ。

普段の仕事仲間とはまた違う時間です。

木材の話もなければ、レジンの話もありません。

ただ笑って話をしているだけです。

でもこういう時間が案外大事なんだと思います。

仕事だけでは人は続きません。

人とのつながりがあるから続けられる。

最近は特にそう感じます。

 

全部つながっている気がした

 

竹藪も。

柿畑も。

レジンテーブルも。

DJイベントも。

一見すると全く関係がありません。

でも僕の中では、どこかでつながっています。

便利なものを買うのではなく、自分で作る。

完成したものを眺めるのではなく、その途中を楽しむ。

何歳になっても新しいことに挑戦する。

そんな共通点がある気がします。

 

また少しずつ

 

「不便を楽しむ里」もまだまだ途中です。

サンシェードもできましたが、壁も床もこれからです。

柿畑もまだ始まっていません。

でも、だから面白い。

完成してしまったら体験できない時間があります。

また来週はどんな一週間になるのか。

自分でも楽しみにしています。

 

101匹マルシェのために夢前町へ

 

週末は姫路市夢前町で開催された101匹マルシェに参加してきました。

 

101匹マルシェ 告知ポスター

 

今回は出店そのものよりも、人との時間が印象に残る2日間になりました。友人や先輩たちと現地に集まり、キャンプ&BBQをしながら過ごしたのですが、到着した瞬間から予想外の連続でした。

 

足りないものだらけのスタート

 

テントを立てようと思ったらペグがありません。

敷物もありません。

寝ようと思ったらベッドも足りません。

買い出しに出ている間には、お肉をカラスに食べられてしまいました。

 

夢前町マルシェでのキャンプBBQ風景

 

さらに夜になると小動物が現れ、ゴミ袋を見事に荒らしてくれます。

翌朝には、肝心の101匹マルシェで自分たちのブースが用意されていないことも判明しました。

普通なら困ることばかりです。

 

トラブルの数だけ人のありがたさを知る

 

でも不思議なことに、その場にいた誰一人として不機嫌にはなりませんでした。

「どうしよう」

ではなく、

「じゃあどうする?」

という空気だったのです。

誰かが道具を貸してくれる。

誰かが車を出してくれる。

誰かが笑い話に変えてくれる。

 

夢前町BBQ会場 焚き火と椅子

 

結局、一つひとつ解決しながら過ごしているうちに、トラブルそのものが思い出になっていました。

 

焚き火の周りで見えたもの

 

夜は焚き火を囲みながらゆっくりと話をしました。

仕事の話もあれば、人生の話もあります。

初めて会った人同士が自然に打ち解け、気が付けば同じ火を囲んで笑っています。

便利なホテルでは味わえない時間でした。

効率だけでは測れない豊かさというものが、確かにそこにありました。

 

夢前町との新しいご縁

 

今回のマルシェでは、新しい出会いもたくさんありました。

 

101匹マルシェの犬のイラストバナー

 

夢前町という場所とも、少しずつご縁が深くなっている気がします。

これから先、この土地でどんなことが始まるのかはまだ分かりません。ただ、面白い人たちが集まる場所には、面白い出来事が起きるものです。

今回もその入口に立てたような気がしています。

 

不便を楽しめる人たちと

 

便利さは確かに大切です。

でも、ときには予定通りにいかないことの中にしかない豊かさがあります。

手を貸し合うこと。

知恵を出し合うこと。

失敗を笑い合うこと。

そんな時間があるからこそ、人との距離は近くなるのだと思います。

今回ご一緒してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

またどこかの焚き火の周りでお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不便を楽しむ里で、少しずつ畑が始まりました

 

不便を楽しむ里で、少しずつ畑が動き始めました。

ゴーヤ。
カボチャ。
キウイフルーツ。
そしてシイタケ。

気付けば、少しずつ「育てるもの」が増えています。まぁオーナーさんが全部やってくれているんですけど。

 

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ただ正直に言うと、今年はメインの畑まで手が回らないと思っていました。

 

「のんびりしてそうですね」と言われるけれど

 

「田舎でのんびり過ごせていいね」

と言われることもあるのですが、実際にはまだこの場所は“始まったばかり”です。

壁を塗って。
掃除をして。
工具を片付けて。
レジンテーブルを作って。
制作体験をして。

毎回御所へ来るたびに、気付けば一日が終わっています。

腰を掛けてぼーっとしていた時間なんて、ほとんど無いかもしれません。

 

正直、今年の畑は無理かなと思っていました

 

特に畑。

 

雑草がどんどん伸びていくのを見ながら、

「これは今年は無理かな…」

と少しあきらめかけていました。

やることが多すぎて畑まで気持ちが追いつかなかったんです。

 

気付けば、メンバーが草むしりをしてくれていました

 

でも先日、メンバーが黙々と草むしりをしてくれていました。

 

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誰に言われたわけでもなく、暑い中、ひたすら雑草を抜いていく。その姿を見ていたら止まっていたものが少し動き始めた感じがしました。

不便を楽しむ里って、自分ひとりで作る場所ではないことを改めて実感しました。

 

最近、この場所に人の手が自然と混ざり始めています

 

気付けば誰かが苗を植えてくれていて、気付けば鶏糞が置かれていて、気付けば畑がきれいになっている。最近、そういうことが増えてきました。

 

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たぶん、便利な暮らしって全部を自分だけで完結できること。

でも、面白い暮らしって人の手が自然と混ざってくることなのかもしれません。

 

今年の夏は、土にも触ることになりそうです

 

今年の夏は、レジンテーブルの制作をしながら土にも触ることになりそうです。

ちゃんと育つでしょうか。

まあ、少しぐらい失敗するぐらいの方が、この場所らしい気もしています。

 

夏野菜が収穫できるとなればピザ窯も進めなくては。

 

 

不便を楽しむ里では、少しずつメンバーも募集中です

 

不便を楽しむ里はまだ完成していません。

壁も途中。
畑も途中。
ウッドデッキも途中。

たぶん、ずっと「未完成」のまま進んでいく場所なんだと思います。

だからこそ最近、少しずつ人の手が混ざり始めています。

 

草むしりをしてくれる人。
苗を持ってきてくれる人。
DIYを始める人。
焚き火だけしに来る人。

 

気付けば、みんな勝手に何かを始めています。

もちろん、大工経験が必要なわけでも、本格的な農業知識が必要なわけでもありません。

むしろ、

「ちょっとこういう場所が気になる」

ぐらいの人の方が、この場所には合っている気がします。

 

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レジンテーブルを作っている横で、畑を耕している人がいて、その奥で誰かがコーヒーを淹れている。最近、少しずつそんな空気になってきました。

たぶん、まだ名前のない遊びをしている途中なんだと思います。

 

不便を楽しむ里プロジェクト、赤い車と家

 

 

 

先週は「不便を楽しむ里」で、お泊まり会をしていました。

とはいえ、まだ世間一般でいう“宿泊施設”ではありません。

正直に言うと、まだかなり工事現場です。

壁も途中。
床も途中。
工具も普通に置いてあります。

でも、そんな場所に人が集まって、夜になると外でお酒を飲みながら笑っている。

 

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最近、この光景が少し不思議に感じます。

 

ソーラーライトだけで空気が変わる

 

先週、庭にソーラーライトを設置しました。

たったそれだけなんですが、夜の雰囲気がかなり変わりました。今までは夜になると「真っ暗な古民家」だった場所が少しだけ賑やかになります。

 

灯りって大事ですね。

 

まだ全然完成していない場所なのに、灯りが入るだけで「ここで過ごす場所」っぽくなってきます。

 

快適ではない。でも嫌じゃない

 

もちろん、まだまだ快適とは言えません。

普通に虫もいますし、外を歩けば土も付きます。「ホテルみたいですね」とは絶対になりません。でも不思議と、嫌な感じはありません。

むしろ、少し不便なくらいの方がみんな自然に動きます。

椅子を運んだり、片付けたり、火を見たり。

便利すぎる場所って、逆に人が動かなくなる気がします。

 

夜になると急にキャンプ場みたいになる

 

昼間は普通に作業しています。

壁を触ったり、棚を作ったり、レジンを流したり。

でも夜になると急に空気が変わります。

ライトが点いて外でご飯を食べて、お酒を飲んで。

気づけばみんな長居しています。「何か特別なイベント」があるわけじゃないんですが、完成していない場所だからこそ、その場にいる人たちで空気を作っている感覚があります。

 

1年以上通って完成したレジンテーブル

 

そして先週は、レジンテーブル製作体験ワークショップに昨年2月から、1年以上通ってくださった方のレジンテーブルが完成しました。

 

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樹種はパリサンダー。

かなり重厚感のある木です。

最初に木を見た時から存在感はありましたがレジンが入り、磨きが進むにつれて、どんどん表情が変わっていきました。

完成した時は、やっぱり嬉しかったです。

でも、それ以上に印象に残っているのは“完成までの時間”でした。

 

一回で終わらないから面白い

 

エコロキアのレジンテーブル制作体験ワークショップは一日で終わるワークショップとは全然違います。

 

型を作って、
レジンを流して、
硬化を待って、
削って、
磨いて、
また修正する。

 

普通に時間がかかります。

でも、その分だけ作品に愛着が出ます。

今回のパリサンダーのテーブルも完成した瞬間というより「ずっと一緒に作ってきた」という感覚の方が強いです。

 

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新しい生徒さんも増えました

 

そしてまた、新しい制作体験も始まりました。

今度はカエデです。

この木、個人的にもかなり好きです。

 

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特に今回のメープル材は縮杢が強く出ています。

光の当たり方で表情が変わるので仕上がった時かなり面白くなると思います。

まだ本格的にレジンを流す前ですがすでに完成形を想像してしまいます。

 

木は削るまで分からない

 

でも正直、木って最後まで分かりません。

削って初めて出る表情もありますし、レジンが入ることで急に化ける木もあります。

逆に、期待していたのに思ったほど伸びないケースもあります。

だから面白いんです。

 

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工業製品みたいに毎回同じ答えになりません。

 

少しずつ「場所」になってきた

 

この「不便を楽しむ里」も最初はただの空き家でした。でも最近、少しずつ“場所”になってきた気がします。

 

人が来て、
手を動かして、
ご飯を食べて、
泊まって帰る。

 

その積み重ねで空気が変わってきています。

 

 

一緒に「途中」を楽しめる方へ

 

今の「不便を楽しむ里」は、まだ完成していません。

壁も途中ですし、床もこれから無垢フローリングを貼ります。

外にはウッドデッキを作りますし、畑にはピザ窯も作る予定です。

正直に言うと、普通のDIYイベントみたいに「きれいに準備された体験」ではありません。

道具も出ていますし、作業内容もその日によって変わります。

 

でも最近、この“途中の状態”がかなり面白いと感じています。

 

誰かが棚を作って、
誰かが壁を塗って、
誰かが草を刈っている。

 

そんな感じで、少しずつ場所が変わっていきます。

 

疲れたら休憩してコーヒーを飲んで、気づいたらまた何か作っている。

そのぐらいの距離感です。

なので、ガッツリDIY経験がある必要もありません。

むしろ、

  • 少し自然に触れたい
  • 手を動かしたい
  • 木が好き
  • レジンテーブルに興味がある
  • 古民家の空気が好き
  • 完成された場所より途中の方が面白い

そんな感覚の方の方が、この場所には合うと思います。

もちろん、来て何もしなくても大丈夫です。ぼーっとしていてもいいですし、作業を眺めているだけでも構いません。

「不便を楽しむ里」はまだまだ未完成です。

でも、完成していない今だからこそ一緒に関われる余白があります。

もし少しでも気になったら、ぜひ気軽に遊びに来てくださいね。

 

不便を楽しむ里プロジェクトと赤い車

先週は神戸市西区で、築30年以上の輸入住宅の無垢フローリング再生工事をしていました。

樹種はオーク。
今見ても「やっぱり良い木だな」と思える床でした。最近の住宅は“新しいのに薄い”と感じることがありますが、昔の輸入住宅の無垢フローリングはやはり重厚感があります。

踏んだ瞬間の感覚が違います。

 

築30年とは思えない床でした

 

現場に入って最初に思ったのは「本当に大事に住まれてきた家だな」ということでした。

築30年以上。

普通ならもっと傷んでいてもおかしくありません。でもこの家は違いました。もちろん細かな傷や経年変化はあります。ただ、“汚れて古くなった”という感じではなく、ちゃんと時間を重ねてきた床でした。

 

それでも水ジミは避けられません

 

ただ、やはりダメージはあります。

特に掃き出し窓の周辺。
そしてダイニングまわり。

これは無垢フローリングでは本当によくある症状です。

窓際は結露や雨。
ダイニングは水や油。

どうしても負担が集中します。

 

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しかも今回は、30年前のウレタン塗装。塗膜がかなり弱っていました。表面だけ塗っても意味がない状態です。

 

「張替えましょう」で終わらせたくない

 

こういう現場、リフォーム業界では、簡単に「張替えましょう」と言われることがあります。

もちろん、それが正解のケースもあります。でも今回は違いました。

床そのものはまだ生きています。

だったら削って戻した方がいい。

 

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無垢フローリングの価値は“削れること”にあります。ここを知らずに張り替えるのは、かなりもったいないです。

 

30年前の色を追いかける作業

 

今回難しかったのは色合わせでした。

ただ削ってクリアを塗るだけでは当時の雰囲気には戻りません。

30年前の輸入住宅特有の少し深みのある重厚な色。

 

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これを再現する必要がありました。なので全体をしっかり研磨したあと、色を合わせながら着色。しかも塗って終わりではありません。

 

シーラーを3回入れる理由

 

今回はシーラーを3回入れています。

ここ、かなり重要です。

最近は時短施工で下塗りを減らすケースもあります。でも、それだと“軽い床”になります。特に古い輸入住宅の空気感には合いません。今回は「当時のようなしっかりした塗膜」を作るため、シーラーを何度も重ねています。

 

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この積み重ねで、床に奥行きと重厚感が出ます。

 

仕上がった瞬間、空気が変わる

 

トップコートを塗り終えたあと部屋全体の空気が変わりました。

これ、本当に不思議です。

 

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床って面積が大きいので空間の印象を全部持っていきます。家具でも壁紙でもなく、結局床なんだなと思います。

 

新品とは違う良さ

 

今回の床新品みたいに“ピカピカ”ではありません。

でもそれがいいんです。

30年使われてきた木には新品にはない深みがあります。傷も、色ムラも、全部含めてその家の時間です。だから無理に新品っぽくしない。このバランスがかなり大事です。

 

実際、かなり大変です

 

ただ、きれいごとだけではありません。

無垢フローリングの再生は普通に大変です。

削りすぎればダメですし甘ければ古い塗膜が残る。着色も少しズレるだけで違和感になります。

しかも今回は“当時の空気感”を残す必要がありました。

かなり神経を使う作業です。

 

それでも再生する価値があります

 

でも、やっぱり思います。

無垢フローリングは、再生して使い続ける価値があります。

特に昔の良い無垢材は、今ではなかなか手に入りません。

 

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だからこそ「古いから交換」ではなく、「残せるか」を考えてほしいです。

 

最近こういう相談が増えています

 

最近は、

  • 中古住宅を購入した方
  • 実家を引き継ぐ方
  • 輸入住宅をリノベする方

こういった方からの相談がかなり増えています。

やっぱり皆さん「この床、残せないですか?」と聞かれます。

その時に「大丈夫です、戻せますよ」と言える仕事は、やっていて嬉しいです。

 

張替える前に、一度見てほしいです

 

もちろん、全部が再生できるわけではありません。状態によっては張替えが必要なケースもあります。でも、見ずに判断するのはもったいないです。

無垢フローリングは思っている以上に戻ります。

もし、

  • 黒ずみ
  • 水ジミ
  • 古いウレタン塗装

こういったことで悩んでいるなら一度相談してみてください。

30年前の床でもちゃんと蘇ることがあります。

 

古い床を、捨てる前に。
張替える前に、ムクリペの無垢フローリング再生という選択肢を見てみる。