フランスは地域にもよりますがやっぱり車を運転できないと生活ができない地域が多いです
今回は私が経験した日本の運転免許をフランスの運転免許に変換する方法を紹介します
⚠️注意点⚠️
⚠️短期滞在の方はこの方法が使えません→国際免許証か日本大使館のフランス語翻訳を携帯するとフランスで運転ができます。
https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/untenhouhou.html
⚠️長期滞在の方は滞在1年以内であれば変換ができますが、それ以上経過すると免許無効となり、フランスでの運転試験を再度受ける必要がありますので早めに変換しましょう
変換方法
※2023年10月現在、すべてオンラインで申請が可能になりました
フランスのANTSサイトで免許証を申請しましょう↓
https://permisdeconduire.ants.gouv.fr/
まずはマイページを登録します。
📝マイページでは現在の登録状況や手続きの進行状況が確認できますよ
[基本的な必要書類]
・日本の運転免許両面コピー
・フランス語の法定翻訳 ※1
・ID:パスポート
・住所証明:6ヶ月以内に自分の名前宛に発行された公的機関や水道・ガス・電気の請求書など。
または同居人による一筆に同居人のIDとサインが書かれた物
・滞在許可証のコピー
・オンラインでの写真とサイン または郵送
→Photomatonで写真を撮る時にe-photoの表記があるところで撮影し、出てきた番号をオンライン登録する)
・日本での日本の運転免許証の有効性に関する証明書※2
※すべてオンライン上にデータとして登録します
上記を準備し、オンラインの登録を進めてください。
各々の状況によって質問返答が変わってくるので、私はGoogleの翻訳機能を使いながら進めました。下書き保存もできるので安心!
※こちらのサイトに手順が日本語で細かく書いてあります。日本語訳の必要な方はこちらを参照にしてはどうでしょう→
【※1フランス語翻訳について】
⚠️法定翻訳者による翻訳が確実です⚠️
私は一度日本大使館に翻訳をお願いしようとしましたが、大使館の方から「オーラン県は法定翻訳じゃないとダメだったかと…」と連絡をいただきキャンセルをしました。
フランス政府の法廷翻訳家リストはこちら
リストの中から日本語ーフランス語に対応している方を探し、自分でメールや電話で連絡をとり、翻訳をお願いします。
私は家に一番近い方を探し、電話で連絡後、メールにて日本の免許証の両面コピーデータと住所と名前の振り仮名を送りました。
次の日にはすでにPDFデータにて翻訳データ、4日後には書類が郵送で送られてきました。ちなみに€30でした。
【※2 日本での日本の運転免許証の有効性に関する証明書について】
これは日本大使館に制作を依頼します↓
https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/kakuninsho.html
必要書類
・日本の免許証原本
・申請書
・パスポート
・滞在許可証
窓口で申請・受領が可能ですが、郵送での申請か受領も可能でした。
各地域の大使館に確認をしてみてください。
手数料は無料。中2日ほどで書類作成していただけます。
【時系列】
私の経験を時系列にしました。フランス政府の仕事は本当に遅いので笑これくらい時間かかりますよー!の参考までにどうぞ🙌
2022年12月24日大使館に翻訳を依頼
2023年1月4日 大使館から翻訳の懸念について連絡あり
1月13日 大使館の翻訳をキャンセルし、法定翻訳を依頼
1月14日 PDFデータで翻訳受け取る
1月14日 Strasbourg日本大使館宛に運転免許証の証明書を郵送で依頼
1月21日 Strasbourg日本大使館にて上記書類を受け取る
1月24日 ANTSサイトで免許証変換の申請を開始
6月28日 メールで「書類が足りない」と連絡あり。ANTSサイトのマイページで足りない書類を確認しオンラインで登録
10月27日 メールで日本の免許証原本を送って欲しいと連絡あり。書留で送付
11月9日 メールで手続き完了の連絡あり
11月17日. 郵送で免許証獲得
なんと1年弱かかってるー!!!
毎月、ANTSサイトのマイページで進行状況を確認していたのを思い出しました
ちなみに手元に免許証が届くまでは、日本の免許証➕法廷翻訳書類➕「申請中です」という書類が県庁から送られてくるのでそれを車に常備していれば運転は可能です
【日本の免許証の返還方法】
日本の免許証は原本を県庁に送付したので、基本的には手元に返還されません。
県庁が手続きを終えた免許証は日本大使館に返還される手筈になっています。
なので、日本への一時帰国や本帰国で日本の免許証が必要な場合
「運転免許証返還照会」という問い合わせをパリの日本大使館にメールで行います。
mailto:france.ryoujibu@ps.mofa.go.jp
・免許証上の氏名
・生年月日
・免許切り替えを申請した年月
・手続きをした県
を記載して、メールアドレスに送信しましょう。
その後パリの日本大使館から、大使館側に返還されているかどうかのメールがあり、返還されている場合は手元への返還方法についての説明がメールで送られてきます。
・パリの大使館に直接出向く
・自宅住所に送ってもらう→この場合は申請書と返信用封筒(書留切手付き)を大使館当てに郵送
3月6日にメール送信し、3月17日に郵送にて自宅に届きました。
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都心に住んでいないとなかなか車移動が必要になってくるフランス生活。
そしていつも通り対応の遅いフランス政府関係なので、ぜひ早めに運転免許証の返還をしましょう