機内へお客様がなだれ込み、手荷物が収納される。そして全員が着席するといざ出発!ってのが本来の手順です。


ところがそうすんなりと進まない日だってある。


「なんだよむかっ何やってんだよ!」 「お前がやるかよ!!!」


う~ん?!不穏な声の先には、男性2人が座席の上に立ってつかみ合っている叫び

次は、ビリ、ビリビリ、、、布が引きちぎられる音?!


「おりて話聞きましょうか」


大きく響き渡る低い声の主は大先輩のCAで、Tシャツがビリビリに引き裂かれた2人の男性を引き連れて機外へと出ていった。呆然と見守る周囲の乗客。Meisaを含めて全員が口を開けて瞬く間に過ぎて行った光景を見送っていました。


後で聞いたところ、事の発端が、「自分の収納棚」に他人が物を入れたから注意した、とのこと。話がこじれてつかみ合いになり、2人とも座席の上に立ち上がって取っ組み合いになり、Tシャツがびりびりに引き裂かれた

(@ ̄Д ̄@;)


しばらくすると機内にこの乗客の荷物を地上係員が取りに戻って、飛行機は何もなかったかのように出発しました。2人の乗客を地上に残して、、、


「自分の棚」とはもちろん、アサインされた座席の真上の空間は自分の占有物という認識に基づいた理解。そう思っている人が多いのはよーく分かるけど、どうも外国人にそのような認識が一度も感じられたことが無く、日本人に強い感覚なのかな~。


「頭上の収納棚は共用です。お譲りあいの上、お荷物を収納して下さい。」

定刻通りに飛行機に出発してもらいたかったら、もしくは殴り合いに巻き込まれたくなかったら、どうぞご協力をべーっだ!


Meisa コスモス

エ コ ー ル ・ ド ゥ ・ ア リ ソ ン

神戸で英会話を学ぶ。英語を通してコミュニケーション力を身につける。

http://hwm3.gyao.ne.jp/ecole-de-alison/