機内食命!飛行機好きには当然の事かと。かつてMeisaもドキドキしながらミールサービスが始まるのを今か今かと待ち望む乗客だったからよーく心は分かります。
日本人CAにとって、共通メニューのお食事にして、お客様に選択肢が無くなれば、機内サービスはちょちょいのちょい、何とも簡素なお仕事に思えるかもしれません。エコノミーであれば、通常選択肢は2つ、アッパークラスになるとそれ以上が一般的。この選択を気持ちよくしていただかないと、機内は暴動にもなりかねない
例えば、ミールカート(お食事が入った台車)に、合計28枚のトレーが入っていたとしても、2種類の食事が半分半分ということは少なくて、路線によって人気のある一方の数が多くしてあるのが一般的です。
自分が持ち出したカートの食事を、きれに過不足無く売りさばく、いえ、選んで頂く事が出来れば、CAとしては一人前でございま~す。
Meisa流食事の配り方では、まずは普通に聞いてみる。そして、人気に偏りがありそうだと、人気が無い方のお食事をかっこよくお勧めする。例えば、最初は 「ビーフとチキン」だったのが、チキンばっかり出ていくなと思えば、
「チキンとビーフがございます。ビーフはハンバーグで、デミグラスソースが添えられています」
という風に。選択して欲しいお料理を、ドレスアップさせるわけですね。
そうこうしていて、今度はチキンが余り出したら、
「ビーフと鳥のから揚げです」
といえば、チキンが飛ぶようにお客様の手元へと並ぶわけ。
面白いのが、選択肢が2つだと、最初に言ったものよりも、後で言ったものを選ぶ人が多いこと。きっと最初は聞く気が無くて、最後の聞こえているところだけをなぞってるのではないかとも思います。
そしてなぜかなぜか、必ず現れるのが、
「え~、わたしボークは食べれないんだから、他の無いの?」
といって、アレルギーを主張する人。Meisaはこっそり2つずつくらいは、困ったときの為に取り置いておりました。自分のセクションでなくても、別の地域担当のCAが困ったら、他のセクションも探しにくるので、そのときは気持ちよく取り置きミールを渡してあげる。貸し借りの原則で、助けてあげたCAは、その後Meisaに頭が上がらなくなるわけで、その後はあごでこき使って!なーんてことはしませんが 気持ちよく働くための、ちょっとした心使いであります。
Meisa
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