小さい頃に、妖怪の本が好きでよく読んでいました。
昔の怪談話でよ~く出てたのが
「佐賀鍋島藩の化け猫騒動」
あまりに怖くて、今も断片的に覚えています。
部下に藩を乗っ取られた大名が、自殺をして
その怨念が飼い猫に乗り移り、夜な夜な化けて出る‥。
挿絵に書いてあった黒猫が怖すぎて、トイレにいけなかった
程でした。
昨日、私が高校の頃から付き合いのある友人宅で、
排水が詰まったとの事で、修理にお伺いしたところ、
いました、黒猫。 かわいい猫で、そういえば昔から
いたなあ。「うーあちゃん」といってたっけ。
おばあちゃんに、たまたまこの話をしたところ、
「うち、鍋島家の家来だったのよ」
え~!!驚いているとついでに見せていただいたのが
この巻き物。
こ、これは! 「家系図」ってやつですよねえ!
初めて見ました。
自分の古くからの友人のご先祖さんが、
化け猫騒動に近い人だったなんて!
しかも、黒い猫さんがいたなんて!
あまりの符合に、ただただびっくり。
やさしいおばあちゃんは、その後も
とても面白い資料を見せてくださいまして。
本当に有難うございました。
「うーあちゃん」は、今月号のらいふの達人
「ウチのたからもの」コーナーに
掲載させていただきました。
(もちろん、化け猫騒動の事には触れてませんよ。
ブログの裏話としてお楽しみくださいね。)
あわせて感謝です。