ミッドナイトスワンのロングラン上映が終わる。4年に渡り、ありがとうございました。
思えば、2019年にプロデューサーの森谷さんが提案し、草彅さんとこに脚本が渡って、彼が読んでからやる、って決断して、それを聞いて内田英治監督さんらが血走った目で口説きに会いに行って、草彅さんが僕やれると思うんですよね、って応えてなければ動かなかった企画。
ちょうど、事務所が圧力忖度掛けて、バリバリテレビメディアに出られなかった頃ね。舞台や映画にしか活路がなかったから、そこで主演助演関係なくやってた。バリータークのような難役も幾つも。そこで役幅が広がったんだよね。

全国150館の規模上映で、鬼滅の刃砲に撃たれて上映回数も減らされたけど、最終的に日本アカデミー賞最優秀男優賞と作品賞、ブルーリボン賞や色んな映画賞を獲ったり、絡んだり、海外でもウディネ・ファーイースト映画祭でも受賞した作品。


ともかく、クレジットが短い作品だった。関わったスタッフが少数精鋭で、コロナ禍だしお金がないから全国舞台挨拶もしなかった。のに、口コミで広がってNetflixやらの配信で今尚、収益を上げている。

TOHOシネマズ日比谷さま、長きに渡ってありがとうございました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9143091700e7bfbe8be32b003d98f346bd844b4c?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20240617&ctg=ent&bt=tw_up


草彅さん、2023年はSMAPの頃より持ってる台本の数が増えたそうで。そりゃ、主演助演関係なく良い作品に出て、更にブーストさせてるもん。脚本の荒っぽさを芝居で昇華出来るのが役者。映画企画をする立場からすれば、折角の脚本を下手な演技で普通のものにされるぐらいなら、次元の違う芝居で共演者もブーストさせる方がずーっといい。スタッフにも喜んで貰えるって最高じゃない?