独立するタレントが多くなったな、という昨今。まあ、実力あるタレントだけで、まだ確固たる実力がないタレントは事務所に営業掛けてもらわないといけないから別だと思うが。


今後の芸能界、先見の明やセルフマネジメント力がないと難しい。まず売り方、見え方、イメージ戦略、そこをきちんと把握出来るスタッフがいるか、本人がハンドリング出来るか。出来なければ商品としての価値を損失してしまうし、そこを客観的に判断出来ないと自分の売りを間違えて収益力を下げてしまう。ファン層はどこなのか、味方はどこにいるのか、価値を下げずに要られるか、理解してないといけない。


タレントを急激に酷使するとすり減って、使い所がなくなる、という記事を見た。一発屋みたいなもので、タレントとしての引き出し、厚みが出ないうちに何度もメディアに出させて使い回すと飽きるのが早い日本人は、すぐ見向きもしなくなる。要はすり減らないように、本人も経験値や人間性を上げていかないといけないし、事務所も仕事の取り所、営業掛けどころ、本人の自覚や目指したいタレントイメージ、理想像には何が足りないか、自覚を持って一つ一つの仕事に向き合ってるのか、理想ばかり口にして努力はしてないんじゃないか、地肩が足りないんじゃないか、を理解させる必要もある。

若い子で事務所に消費され利用され使い回され、結局、先が見えなくなって消えていくタレントは多い。自分の武器がわからない、目指すところまで何が足りないかわからない、どう努力すれば準備すればいいかわからない、なにがないのかわからない、と色んな足りないを示してくれる人が身近におらず、本当に大切にしなければならない人がわからなくて、自分だけの力でやれると過信して、荒い選択をして消えていく人もいる。様々だ。



秋元康氏が言っていた、タレント本人がやりたくない仕事でも、周りが奨めて本人の真価が確変するような仕事がある。草彅さん、何度かスタッフに奨められてそんな仕事を引いてきた。実力の開花の先を見抜いていたスタッフは大切にしないといけないし、全力を尽くした先にブルーリボン賞や日本アカデミー賞、ギャラクシー賞などがある。昔は誰もがSMAPの中で一番売れないと見ていた。才能と努力とアシスト。見抜いたスタッフは凄い。


https://news.yahoo.co.jp/articles/11e13fa0328124545e0c15ed1326f9dca055be7a