https://news.yahoo.co.jp/articles/7c382a168290d41be68ecfcf7a59cfc134b0d28e?page=1 




ブギウギ
白髪が見える羽鳥先生。メイクだと簡単に老けられるが内面の老齢化はメイクだけでは難しい。それを表情だけで表現出来れば老けメイクに頼らずとも齢を取った眼差しや話し方が出来る。老いという疲弊や老獪さを表せることが出来れば、弾けるような向こう見ずな若い頃から達観していく初老になっても幅広く出来るのだ。



スズ子の言葉に最初は何を話しに来たのか、また自分の手にあゆみに持ち歌を歌わせる判断を委ねるのか、微妙な顔で聞いていた羽鳥先生、次第に目に力が入ってくる微細な変化が凄かった。スズ子を先生が導き、スズ子が先生に力を与える、そんな師弟関係なんだ。

とてつもなくいい話だった。見応えある週だ。やっぱり芸道は厳しい、人気は水もの。俳優も齢を取ることで役柄は変化していく。自分を客観的に見て、また客観的に判断してくれる有能なスタッフは必要。自分の力だけがあればと過信しては駄目、才能は的確でときに残酷なアドバイスをしてくれるプロデュース能力の長けた人も必要なのだ。
しみじみ新しい地図のスタッフに感謝してる。能力があっても自分だと取らない仕事も選別する人もまた必要、そしてお金の管理が厳格で誠実でフェアな人が必要。タレントを食い物にしてる事務所やスタッフに当たったら絶望的なことになる。有能な人は埋蔵金なのだ。そこを考え違いしては駄目なんだと思う。