買ってまだ10ヶ月のNOAHを乗って行方不明になってくれた夫亡くなった場所は別の場所なので、車は綺麗でしたが、どうしてもその車を乗り継ぐ気になれませんでした。
でも車は必要。私が乗っていたのはミライースで安全装置も何も着いていない激安新古車でした。
これからは私がひとりで車移動しなければならない。子供たちを乗せる機会も増える。
ならば、きちんとした、安全装置のついた普通車を買おう。
近所のTOYOTAに飛び込みました。
NOAHを迷わず下取りにだし、目に付いたのは眩しい黄色のシエンタ。
昔、夫と、この車かわいいね、と話していたな·····。
もうこうなったら欲しい車を買おう!元気を出すために派手な色の車を買おう!
迷わず、営業マンに「黄色のシエンタを」と言っていました。
「ナビやセーフティ機能や付属品諸々·····」
と説明を始めた営業マン。夫を失ったショックでかなりおかしくなっていた私は説明も聞かず金額も聞かず
「あ、全部つけてください」
と言っていました。
車のナンバーは拘りがあり、夫が昔から使っていたナンバーを引き継ぎました。夫も一緒に乗れますようにと願いをこめて·····
そうして2ヶ月後に納車された通称「イエンタくん」
ですがですが、2万円の8年払いまあまあきつい。そして、最近はほぼ近所しか走っていません。
ふと「なら軽でいいのでは·····?」
と思ってしまいました。奇しくも今年は車検。
「車、小さいのに変えていいかな?」
と長男に相談しました。返ってきたのは
「だめだよ!この車には家族3人の思い出が詰まってる!まだまだ一緒に色んな所に行きたい!」
という言葉。
ああ、そうだね。パパがいなくなったあと250キロも離れたレゴランドまで車飛ばして旅行したね。熱海や富士サファリパークにも行ったね。雨や風の日も一緒だったね。
色々な人に買い換えを相談しましたが、長男のひとことで、計画はスッキリ消えました。
イエンタ君、まだまだこれからも、よろしくね
(しかし、あと5年ローンはきつい··········)