人類が農業を始めたのは1万年前といわれています。日本では
 2千年前です。

 人類が誕生したのは約20万年前ですから、19万年間人類は
 どうやって食べて生きてきたのでしょうか。

 狩猟採集です。

 この狩猟採集時代、実は、人類は比較的豊かな生活をしてきたと
 言われています。

 自然を崇め、動物との良好な関係を気づき、栄養価の高い食料を
 食べることで、健康で、長時間の余暇があり、長生きしたそうです。

 獲物を多くとりすぎることは、自然からのしっぺ返しを食らう
 ことになるため、必要なだけ「いのち」を頂く。

 このような人たちは、親切で寛容で、思いやりがあり、誠実で
 あったのではないかといわれています。

 事実現在少数生き残っているイヌイットやアボリジニなどの
 狩猟採集のライフスタイルの生きかたにそれが現れています。


 狩猟採集民は、自然と共生していたのです。


 ところが、農業というライフスタイルが現れました。


 木を切り、開墾し、稲の種を植え、収穫するというスタイルです。


 なぜ、豊かな狩猟採集から農業に移行し始めたのかは、
 よくわかりません。


 狩猟採集が行き過ぎて、飢えが始まったのかもしれませんし、
 前から農業をしたかったのだけれども、道具が無かったところに、
 青銅器がやってきたことで、できるようになったからかもしれません。


 ひょっとしたら、農業をやり始めた人のスタイルが格好よく
 写って、我先にとブームになったのかもしれません。

 農業には土地が必要です。

 農業をやり始めた人が、どんどん土地を奪い始め、狩猟採集民の
 大切な自然を奪い始めたために、狩猟採集ができなくなったことで
 農業へのシフトが加速したのかもしれません。


 農業とは、木を切り、根を取り除き、石を取り除き、土地を開墾する
 ことから始まります。

 収穫量を維持するためには、土に種を植えたあと、水を与え、
 虫や動物の侵入を防ぎ、雑草を引き抜きつづけなければいけません。

 家族を養うためには、収穫量を増やす必要があり、そのためには
 土地をもっと必要とします。

 土地を開墾し、水をやり、虫や動物の侵入を防ぎ、雑草を引き抜く
 ためには、人手が必要になります。


 狩猟採集時代には希薄だった人と人との関係は濃くなり、
 ムラや組織を必要とし始めます。


 組織の力を強くするために、リーダーが現れ、リーダーは富と
 地位を得ようとするために、さらに土地を必要とします。


 集団は大きくなり、土地の奪い合いが始まり、戦いがおこります。


 こうやってみていくと、農業の歴史は自然と共生した歴史ではなく、
 そのほとんどが自然に対抗し、自然を破壊し、征服していく歴史
 であったように見えてきます。

生ごみ処理機


日本の食糧自給率はわずか40%しかないとよく言われています。

では、日本のエネルギー自給率はどのくらいかご存知でしょうか?



実はわずか4%しかありません。



日本には石油や石炭、天然ガスなどがなく、エネルギーのほとんどを
輸入に頼っています。

自給できているのは水力だけです。


そのため、日本では輸入エネルギーを大切に使おうと、
エネルギー効率を高める技術開発が行われてきました。


でも、ふと思うことがあります。

もし、輸入に頼らずにエネルギーを作り出す技術開発を
もっとすすめたら、今頃どうなっていたのだろうかと。


石油や石炭、天然ガスには及ばなくても、私たちの身の回りには
多くのエネルギーがあります。


本当にあるんですよ。

水力、風力、太陽光、太陽熱、薪、バイオガス、温泉、、、、

などなどです。



江戸時代は薪や菜種油、馬や牛がエネルギー源でした。

小さな力で大きなものを動かすような機械もありました。

オランダでは水力を利用して粉をひいていました。


中国やアジアの農村では、家畜の豚の糞尿から発生するメタンガス
をガスコンロに引いて、調理に使っているところもあります。

太陽光や太陽熱をエネルギー源にしている方もいるでしょう。


石油や石炭がないところや時代には、身近なエネルギー源を
うまく利用して生活にとりいれていたのです。


私たちには身近なエネルギー源があるのに、それを使う知恵を
どこかに置き忘れてしまっただけなのです。

エネルギーは誰かから買うものだと思っていませんか?


そこで、今回のチャレンジは「身近なエネルギーを探そう」です。


あなたの生活のエネルギー自給率はどのくらいでしょう?

身近なエネルギーを探して、暮らしに取り入れてはいかがですか?eco検定対策





環境社会検定(通称 eco 検定)とは?
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 東京商工会議所が主催している「環境社会検定(eco検定)」という検定がありま
す。

 受かると就職によいとか、給料が上がるとか、そういう実用性は難しいです
が、平たく環境と社会の問題について学ぶことが
 できます。

 毎年7月と12月に開催され、今度の12月で5回目を迎えます。

 今までに5万人が受験し、およそ8割の方が合格されています。

 環境に関する知識を広く身につけることができること、友達に「私はエコピープ
ルよ!」と自慢できることがメリットですね!


 eco 検定の出題範囲は、公式テキストにある基本的な内容と環境・循環型白書
で、一部時事問題が含まれます。

 『次の選択肢の中から、間違っているものを選べ』

 『次の選択肢の中から、正しいものを選べ』

 という問題が多く、4-5の選択肢からひとつを選ぶマークシート方式です。


 意地悪いひねった問題はほとんど無いのですが、勉強しないと合格点は難しそう
です。

 それは、多くの言葉や年号を覚えなければならないからです。

 それが検定の狙いなのでしょうね。



 実際に過去の問題をひとつご紹介してみます。

 次の文章の[  ]の部分にあてはまる最も適切な語句を下記から選びなさい。

  大気の層のうち、最も下層にあり、空気が上昇して雲を
  作ったり、雨が降ったりと気象変化が起こる[ ア ]
  には、地球の大気の約75%と、水蒸気のほとんどが含
  まれている。
  その上には高さ約50kmまでの大気の安定した層があり、
  この[ イ ]という層に含まれる[ ウ ]が、生物
  に有害な[ エ ]の多くを吸収し、地表に届かないよ
  うにしている。しかし、大気中の[ オ ]が[ ウ ]
  を破壊してしまい、[ ウ ]の役割が損なわれるという
  問題が起こっている。

  ①中間圏 ②成層圏 ③熱圏 ④対流圏 ⑤オゾン層
  ⑥水蒸気 ⑦二酸化炭素(CO2) ⑧フロンガス ⑨赤外線
  ⑩紫外線


 正解は、最後にあります。

 どうですか?簡単でしたか?




 ぜひ、あなたもeco検定にチャレンジしてみませんか?

 受験方法などはこちらからアクセスしてください。
 http://www.eco4u.jp/url/ecokentei/





 ■検定問題の回答はこちらです
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ア-④、イ-②、ウ-⑤、エ-⑩、オ-⑧




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朝日新聞の1面に「オイルマネー、島を緑に改造」という興味深い記事が掲載され
ていました。

アラブ首長国連邦のシルバニヤス島はもともとは砂漠だったそうですが、

オリーブやヤシの木が250万本植えられ、

希少な動物たちが群れをなしているそうです。


これらはすべて外から持ってこられたもので、

木には一本一本にホースが張り巡らされ、

水が遣られています。



さらに、湾岸諸国最大となる風力発電が建設されています。



島ではエコツアーが観光の目玉となり、ガイドの言葉が紹介されています。

「貴重な自然を守るために、外から持ち込んだものはすべて持ち帰ってくださ
い。」


えっ、植物や動物、風力発電は外から持ち込んだものでは?

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 日本は世界有数の地熱資源国です。

 潜在する地熱の資源量は電力換算すると2,000万キロワットと
 なり、全発電量の10%、現在導入されている太陽光発電の約14
 倍です。

 しかも地熱は石油や石炭、LNGなどと大きく異なり、無尽蔵です。

 さらにCO2排出量も非常に少なく、クリーンエネルギーです。

 世界では、インドネシア、アメリカ、そして日本の三国だけが
 2000万キロワット以上の資源を持ち、4位のフィリピンでは
 1000万キロワットにもいたりません。

  1位 インドネシア   2779万キロワット
  2位 アメリカ     2300万キロワット
  3位 日本       2054万キロワット
  4位 フィリピン     600万キロワット
  5位 メキシコ      600万キロワット
  6位 アイスランド    580万キロワット
  7位 ニュージーランド  365万キロワット
  8位 イタリア      327万キロワット

           (出典:産業技術総合研究所レポート)

 この地熱資源の偏り具合は、石油の比ではありません。


 ところが、地熱発電の導入量で世界を見渡すと、次のように
 なっています。一番右の割合は潜在資源に対する導入量です。

  1位 アメリカ   254万キロワット( 9%)
  2位 フィリピン  193万キロワット(32%)
  3位 メキシコ    95万キロワット(16%)
  4位 インドネシア  80万キロワット( 3%)
  5位 イタリア    79万キロワット(24%)
  6位 日本      54万キロワット( 3%)

           (出典:NEDOレポート)


 フィリピンは上手に地熱資源を利用しようと努力されていること
 がよくわかります。

 フィリピンでは総発電量の約20%が地熱発電だそうです。

 ちなみに、日本はわずか、0.2%でしかありません。
 フィリピンの100分の一の導入率です。


 導入量の異常に少ないのは、インドネシアと日本です。

 インドネシアには地熱に頼らずとも、石油や天然ガスなど他にも
 豊富な資源があります。


 しかし、日本は・・・・???


 自前の資源を使わずに、地球の反対側から資源を取り入れる
 ことにばかり固執しているようにしか見えません。


 アメリカは何気にしたたかです。

 エネルギー資源に対する戦略が明確に見えてきます。



 日本で地熱発電開発が進まないのは、温泉が普及しているために、
 地元の反発が大きいためだそうです。

 ところが、地熱発電の井戸は温泉の井戸よりはるかに深く、
 地熱発電を行ったところで、お湯が枯れるようなことはまったく
 ないそうです。

 多くは感情論。そして国や自治体のエネルギー戦略の欠如という
 ことでしょう。


 国は地熱開発にこの10年間資金を投下してこなかったといいます。

 日本は世界を代表する省エネ国家だといいますが、この数十年で
 地熱技術国家にもなれたはずなのです。


 先日、日本の太陽光発電の導入量が、世界3位に後退したという
 ニュースが報じられました。

 2005年にドイツに抜かれ、とうとうスペインにも抜かれたという
 のです。


 これも政府が太陽光発電の助成を打ち切ったことが影響しています。

 ドイツやスペインは大規模な太陽光発電への助成を行い、
 あっという間に導入量を増やしました。

 特にスペインの導入の早さが驚きです。

 わずか1年で170万キロワットの太陽光発電設備を導入したの
 です。

 スペインの合計発電容量が230万キロワットですから、
 わずか1年で、4倍に増やしたことになります。



 国や政府、自治体、民間、そして国民が意思を一つにすれば、
 スペインのようなことが可能なのです。


 世界有数の資源を持つ日本は、スペインやフィリピンに大きく
 見習うべきではないでしょうか?

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一昔前か二昔前の日本であれば、日々の生活と食料の生産は近い関係に
ありました。


 【生活-生産者-自然】

 【生活-店-生産者-自然】


くらいの関係でした。

食事を食べるときに生産者の顔が見えるくらいの関係です。



ところが、物流が高度化し、サービス業が増え、経済力が高まり、
食料の輸入率が増えてくると、この関係はどんどん離れてしまい、


 【生活-店(接客)-店(調理)-流通-商社-加工業-生産者-自然】


くらいにまで遠くなってしまいました。


昔であれば、わざわざ教えなくても、「いただきます」といえば、
食料を育んだ自然や農業や畜産業の方、そして食事を作ってくれる親に
感謝するということが、肌身で感じられたのでしょう。


ところが、現代では、食料がどうやって、誰に作られているのか
どうやって運ばれて、どうやって調理されて目の前の食事ができて
いるのか、まるきりわかりません。


「いだだきます」で怒る親は、社会の変化と教育の遅れによって
生み出されたのではないでしょうか。
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