日本は、他国と比べて降水量が豊富で、河川からの取水量が一日一人当たり
1,830リットルにもなります。

そのうち生活用水(家庭、事業所、公共施設の用水)では、一人当たり、310リッ
トルの水を使っています。


人間が生きていくために最低限必要な水は一日一人当たり3リットルですから、そ
の100倍を使っていることになります。


家庭で使う水の内訳は、東京都水道局の調査では、

トイレ28%
風呂24%
炊事23%
洗濯17%
洗面その他8%

となっています。

水道から取れる【飲める】水のほとんどを、排泄物と垢など、汚れ物を洗い流すこ
とに使っているのです。

そう。お尻を洗うのも飲める水ですね。


飲める水を、【洗う】ことに使って、ペットボトルに入った海外からの輸入水やミ
ネラルウォーターを飲んでいるのが私たちの現代の標準的なライフスタイルです。

水道の水は飲めないから飲まない、という人が多いのなら、水道水の品質を落とし
てしまって、洗うことにだけ利用するようにしたほうがいいのじゃないでしょう
か。



生ごみ処理機


「うたかた」の夢、という言葉があります。

"はかない"夢という意味ですね。


この「うたかた」。漢字で書くと「泡沫」と書くのだそうです。


「泡沫」とは泡のこと。英語ではバブルです。

バブルといえば、

1980年代に金融経済が度を越した状態になり、

1991年に崩壊したバブル景気を思い出します。


しかし昨今の金融崩壊、環境問題、貧困問題など

世界で起こっている悲劇を見ていると、

実はバブルはもっと前から起こっていたのではないかと思うのです。


それは「石油バブル」です。



石油という、古代に地球が太陽エネルギーから作ったエネルギー源を、

無限に使えるものと思い、

またこのエネルギーを基にして、

多くの資源を掘り起し、

大量の食糧を生産し、

大量の製品を生み出し、

宇宙にまで飛び出してきました。



まるで人類は全知全能であるかのような「泡沫の夢」を見ていたように感じます。


日本も、石油危機の1970年代から今までの40年間

資源の危機に気づきつつもなんら対策を打ってきませんでした。


日本に資源や食料がなくても、

世界には枯渇することなく存在すると思い込んでいたのでしょうか?




しかし、地球環境と私たちの置かれている状況がわかるようになり、

石油だけでなく、数多くの資源の枯渇が予測できるようになり、

地球温暖化も予測できるようになって来ました。


石油に依存した経済では立ち行かなくなっています。



京大総長の松本さんが【サバイバビリティ】という言葉を発しておられます。


「サステナビリティ(持続可能性)は成立しない。

 サバイバビリティ(生き残る力)が問われる時代になっている」



「資源も食糧も不足し、個人、会社、地域、国、世界のレベルで

 生存大競争時代が始まっている」



サバイバビリティとは、資源や環境だけの問題ではないのです。


私たちは泡沫の夢から覚め、

これからのサバイバル時代を生き残れるよう

チャレンジする時期に来ているのです。

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