コンクリートの表情を年代別に見てみると、、、 | 東京リノベーション事情

コンクリートの表情を年代別に見てみると、、、

 
 こんにちはokanoです。

じつは私、設計も担当しつつ、物件の紹介や案内もやっております。

 
先日、平成築の若手物件を見てきて、コンクリートが
 
“ツルン”としていたのに驚いてしまいました、、、
 
「平成生まれはこんなんかーっ!」
 
って感じです。
 
やっぱ違いますね。
 
 
リノベーションの場合、「コンクリート」といえば
 
この写真のように「躯体現し」として、天井や壁に
 
室内の表情として出てきます。
 
と、
そんな訳で、『コンクリートの表情選手権』開催です!
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では、まず
 == 1973年(昭和48年)==
 
 
 
この現場は解体すると天井組みをするピンみたいな物が出てきました。
 
コンクリートは打設時のパネルの跡がありますが、均一な色ですね。
そして、
== 1974年(昭和49年)==
 
 
 
「木レンガ」と言われる木材がコンクリートに埋め込まれていました。
 
ここに釘を打って天井を組んでいくのです。
 
この現場はパネルごとにコンクリートの色が変わっていて
 
面白い表情をしていましたね。
 
そして、建設時にコンクリートが流れ込まなかった跡も♪
 (なんだか可愛らしいです)


さてさて、


== 1975年(昭和50年)==


 
 
 この現場はパネルのラインがそろっていてキレイでしたね。
 
そして、「木レンガ」が入ってないので
 
そのまま見せてもすっきりした表情でした。


つづいて、


== 1981年(昭和56年)==

 
 
さっきの「昭和50年」49年とそんなに変わった印象はなし。


もうひとつ、


== 1981年(昭和56年)==


 
 
こちらの現場はさきほどの「昭和49年」に似た表情で
 
パネルごとに色が違いました。
いろいろ見てみましたが、
 
昭和40年代~50年代くらいでは
 
年代というよりも建設会社やその時の職人さんの
 
違いで表情は変わってくるような気がしますね。
 
フムフム。


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ちなみに、


== 1995年(平成7年)==


 
平成生まれの若者はこんな表情でした。
 
ちょっと写真では分かりづらいかもしれませんが、
 
すごく平滑で“ツルン”としている印象です。
 
パネル自体が変わってしまったから仕方ないですね。
 
 
杉板で型枠組んでコンクリート打設していた時代が
 
恋しくなってしまいました。
 
 
 
okano
 
 
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