すっかりご無沙汰をしてしまいました。
さて、浅田次郎の小説のファンだという人は多いと思いますが
私もその一人です。
このところ、土曜日に実家へ行くことが多いのですが、ある土曜日の実家からの
帰り道、、(20時)
車中では「J WAVE81.3FM」のラジオが流れていました。するとなんとも
怪しげなオープニングで「浅田次郎ライブラリィ~~」と言った後、
俳優さんによる、浅田次郎短編小説の読み聞かせ?が始まったでは
ありませんかー!
本で読むのと違い、心に迫るようなストーリー展開に、思わず気を引き締めて
ハンドルを握り返すほどです。(危ない、危ない!)
どうやらJWAVEの可聴エリアは関東地方ぐらいのようですね・・。
とてもお勧めなんですけどね。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
さて、先週末のお話しは小説 月島慕情から「雪鰻」でした。
まだ、このお話しを読んでいない方で、読んでみようかな、と思う人がいるかも
しれませんので、内容は伏せますが、、
一行だけ。
「師団の敵は米兵でも豪州兵でもなく、飢餓だった」
そう、戦争の話です。
この話し手の「師団長」は、戦争で「飢餓」の苦しみを強烈に経験したのでしょう。
よく、戦争は終わっても、経験した人の中では戦争は終わっていない、と
いうセリフを聞きますが、
この師団長にとって、いつまでも「このこと」はその後の人生に影を落としたので
しょう。。
さて、戦争のみならず、誰しも壮絶とも言える経験を大なり小なり経験する時が
あると思います。
苦しみながらもそれを乗り越えていく。
どのように乗り越えたか?
よりも、何がそれを乗り越えさせたか?
ということの方が大事なのだろうか・・。
私も苦しく悲しい現実がありました、というよりあります、というべきか。
そのことを乗り越えたという段階だかはわからないけど、
何がそのことを乗り越えさせるか?はしっかりと認識しているつもりです。
そしてこの「師団長」ではないけど、
この出会った「経験」の影はいつも私の目の前にフィルターのように張り付いて
いるのであり、どんな時も、その経験を通した見かたをしているのに
気が付くのです。
「雪鰻」お勧めです。
なお、一話目の月島慕情は好きな話でして、すでに本で持っていました♪
月島慕情 (文藝春秋) 浅田次郎