毎週 日曜日は礼拝に行っている。あとは夕方買い物に出かけるぐらい


なのが常なのだが


昨日の日曜日は礼拝の他に二ヶ所出かける先があった。


夕方から予定されていた高校の同窓会、その前に(同窓会場の)隣町にある


実家へ寄ったのだ。


実は前日の土曜日も実家へは行ったのだ。


・・金曜の晩のことだった。何気なく掛けた電話の向こうの「ハイ、○○です」の母の


声が変であった。


「調子悪いの?」と聞くと


「もう~言わんといて言うたのに、あんたに伝わってしもうたんやな~」などと


わけのわからないことを言っている。


よくよく聞いてみると、お昼ごろたまたま掛かってきた兄からの電話で


(たぶん)やはり声でだろう、母の具合の悪いのが兄にばれてしまったようだ。


その時に、私には伝えるな、と言ったらしい。



どうやら母は、兄や私に心配をかけまいと、ゼイゼイ苦しい胸でかかりつけの医者に


タクシーで行き、診察をしてもらい、家で一番辛いときを過ごしていたのだ。


全部一人でである。


肺炎になりかかっていると診断されたらしいのだが、熱は下がったとのこと。



だまって一人でいつも辛抱しているのかと思うと、かえって常日頃のことも


心配になるので、兄や私に母はいつも叱られることになるのだ。


そんなわけで、土曜日に食材を持って母の所に行ったのだった。



そして次の日の同窓会の前にもう一度母の様子を見に行くことにしていた。



最近は車で行くことが多かったのだが、昨日は電車であり


駅から15分も歩けば実家へ着くのでぶらぶら歩いていく。


先ほども書いたとおり、いつもは車なのと、日曜日に来ることは


あまりないのとで、なんとなく故郷の街並みも違って感じる。。


いつもは駅前通りを沢山走る車もなんだか少なく、「そうだ、この街はこんな香りが


していたんだ・・」と道すがらの景色を久しぶりで訪ねてきたかのように


眺めながら歩いたあし


・・昔は、通勤、通学しているころは今よりも電車の本数が少なく、


乗り遅れてはいけない!とよくこの道を全力疾走したっけな。。


あんなにみんなも走ったのかしらん?それとも私だけ?パンプスの


踵をカツカツ鳴らして、50メートル8秒台の速度で走ったのは。


当時は(今もだけど)あまり傍からどう見られているのか?といったことには


頓着なかったし、もしかしたら、オヤオヤ!と驚かれていたのかも、、


などとボンヤリ考えながらテクテク~~。



実家に着くと、母はすっかり明るい表情で、まだ少しゼイゼイ言うものの、


(行くと伝えてあった)私を待っていてくれた。


一時間弱しか時間的に居られなく、それでも娘が高校の仲間と会う、というだけで


母は母らしく何かと世話を焼く。


「あんた、少し、お化粧するんやろ」「え~しているよ、ヒドい?」


「ひどいことないけど、なんだか高校生みたいな顔やし、少し口紅ぐらいつけたら~」なんて。



「高校生みたいな顔」なんていうもんだから「どれどれ~」と台所の鏡を


覗きこむと、なんだ、若いというより、なんだか小ざっぱりした女らしさのない


顔がこちらを向いていた。


「本当だ」と言いつつ、母の化粧品の中から、テキトーに借りて付けてみた。


・・いい加減なものである・・。(;^_^A



そんな風にすっかり元気になった母としばし過ごしていることがとてもありがたく思えて、


そっとトイレで神さまに、このような時を与えられたことを感謝した。



母は、言う。


直接、同窓会へ行ったら、もっと疲れへんのに、大変やったなー。ありがとう、と。


時間はあっという間に過ぎ、


玄関先で


じゃあ、行っといで、と言うので


行ってくんね、とまるで、いつも過ごしている家から出かけるように、昔のように


家をあとにした。


お母さん、わたし朝、一番楽しみだったのは、三か所のうち、同窓会でなく


ここに来ることだったんだよ。ここに寄るから、同窓会が楽しいだよ、と


思いながら、また駅までテクテク歩いた。