4月1日にいよいよ、東京都の環境確保条例の本格施行が始まりました。
一定規模以上のエネルギーを使用する建物に対してビル、工場を問わずCO2排出量規制をかけるというものです。
いわゆる総量規制であり、対象となる事業所は絶対量としてCO2排出量を下げなければならなくなります。
つまり景気には左右されないということです。
国がキャップアンドトレード方式による排出量取引制度の導入で、経済界の強い反対を受けているのを尻目に、かなり厳しい規制です。
うちの会社も都内に大きな事業所を抱えており、規制への対応はかなりの負担になることが予想されています。(正直、「法規制のためだけにこんなに!?」という金額が必要になるという試算が出ました。)
先月は、大手新聞社から都条例や省エネ法改正に対する対応状況や対応商品・サービスについての取材も相次ぎ、注目度の高さが伺えました。
これで各社の省エネ化が進むのはよいことだと思いますが、心配なのは過剰な目標設定のために、排出権などを大量に購入しなければいけなくなるような状態です。
この排出権はいくつか種類があるとされていますが、
・都条例への対応ではどれが主流になるのか
・主流になったものは何が理由で主流になるのか(おそらく価格面)
・価格が安い排出権が最も温暖化対策に価値のある排出権なのかどうか
まだまだ、見えない部分が多く、なんだか5年後にはとんでもないことになっていそうな気がしてます
でも、個人的には何かやんなきゃ動き出さないと思ってるので、「どんどんやれ」て感じですね。