今日は午後、環境省主催の「低炭素社会構築に向けたロードマップ 」なるシンポジウムに出かけてきました。
前半は、各ロードマップ検討ワーキンググループからの成果報告で、後半は企業の方中心のパネルディスカッション。
前半のほうはあまり新鮮さがなく、正直そんなに面白くありまえせんでしたが(ちゃんと読めばすごいのかも知れません。。)後半は結構面白かったです。
なかでもよかったのは阪大の伴先生。
経済がご専門のようです。
我々企業人が政府、省庁に期待するのは補助金などが多いですが、先生は「補助金を期待するのではなく、企業が新たな取り組みをする際に、お墨付きを与え、リスクをかぶるのが政府の役割だ」とおっしゃってました。
確かに補助金頼りでは一過性のブームに終わり、持続的な普及は難しくなる。
過去にものにならない補助金による実証実験はいくつもありました。
省エネ家電は、明日からきっと売り上げは落ちるでしょう。(だからと言って価値はないとは思いませんが)
補助金に頼らず、しっかりとしたビジネスモデルとつくる。 それに尽きると思います。
まあ、それが一番難しいのですが。。
他にも、自治体の方が「技術重視といわれるが、消費者に使われる機能・製品でなくては意味がない」という話してらっしゃいました。
最近消費電力などの見える化が進んでいるが、さらに進んで消費者の行動を誘導するような”使われ方”を意識したモノづくりを、とのこと。
ふと、数日前の日経に出てたアフォーダンスの話を思い出しました。
アフォーダンスとは、説明がなくても自然とそれの使い方がわかることで、たとえばイスはそこにあるだけで座りたくなります。
自然と分別したくなるゴミ箱とか、つけっぱなしになってると消したくなる電気とか、あるといいですよね。
ああ、そういえば最近の冷蔵庫は開けっぱなしだとピーッとなるので慌てて閉めてしまいますが、あれもアフォーダンス