日本バッティングセンター考を買いました。
遡ること2年前、後楽園バッティングセンターの主人から
「カルロス矢吹さんからバッティングセンターの本の取材を受けた」と聞き
それ以降、ずっと楽しみにしていたのですが
ようやく出ました。
内容は野球民俗学とのことですが
日本のバッティングセンターの歴史を紐解きながら
歴史の生き証人として経営している人の人生を
沿えて描く感じの内容です。
バッティングセンターの歴史に関しては
私も各地のバッティングセンターを出入りするうちに知見がたまり
ぼんやりと知ってはいましたが
その裏取りを丁寧にしているのがすごい。
そういう仕事がうらやましい…。
感じた歴史観の違い
バッティングセンターの経営が
Jリーグブームで一旦窮地に追い込まれるも
ストラックアウトとイチローの活躍で
持ち直したとのことですが
その後のバーチャルマシンの普及と
松坂大輔の活躍の方が効果があったんじゃないかと
思っているのですが、そのあたりの話を伺いたいところです。
あと、経営者の高齢化に伴う後継者問題。
私も競技者でいるうちは店を持つ気はないしなあ…。
それよりも基本的に業界団体もない世界なので
各店舗を束ねる団体を立ち上げたいかなぁ…。
そんな感想です。