こんにちは。Ecoaドイツ支部長の森林です。


只今ドイツに留学中。という訳で、これから定期的に環境先進国といわれるドイツの実情をつづっていきたいと思います。


第一回目のテーマは簡易包装の工夫(食品編)

ドイツの簡易放送って有名ですが、具体的に日本とどう違うのか?


まず、なんでも紙で包んでしまうこと。チーズ専門店でチーズを買うと、当然のごとく紙包装でした。量り売りで、欲しい量だけ切って包んでもらうシステムです。日本だったら普通個別に厳重なパック包装ですよね。



チーズの包装。「もちろん!紙包装」って書いてあります。



続いて、青果類の売り方を紹介します。日本でも青果類は包装せずに売ってるものも多いけれど、ドイツの場合大きなデパートでも平積みにされていて、個別包装はほとんどなし。(もちろん耐久性の低いブドウなどパック包装されたものも中にはあります。)

さらにここに面白いシステムが!

平積みの青果類は一個単位か、キロ単位で値段がついています。キロ単位で打ってるものの買い方はこんな風になっています。


 


   

平積みの青果類。まずはこれを備え付けのビニール袋に入れます。(このビニール袋が薄い!すぐに破れます。)





この機械の上に載せると

重さと値段が書かれたシールが出てきます。



袋に貼って、後はこの状態でレジへ。



考察。


個別に包装しなくてはならない理由は、

「食品の保護」

「量と値段を均一にする」

だと私は考えてます。


ドイツで包装がこんなに簡易化されている理由には、傷物や不ぞろいのものでも消費者が買ってくれること、上記の量り売りのシステムがあること、があると思います。

でもやっぱり、一番大きいのは 「食品の常温保存が長期間可能」 だからじゃないかと思いました。

乾燥してるから、日本よりずっと長くもつんですよね。ケーキを食卓の上に三日間放置したりしても平気です。特に、どこの家庭にもある地下室に入れておけばかびたり腐ったりすることが殆どありません。だから、食品を保護する概念が無いのでは...と、考えたのですが、あながち間違いではないはず。


では、なんだかだらだらと書きましたが、第一回目の報告はこの辺で終わりたいと思います。