タイでの生活もあと少し
すっかり、のんびりしたこちらの生活になじんでいます。
昨日土曜日は、メコン川沿いにある、タイの漁村に行ってきました。
マヒドン大学の研究対象になっている、「伝統的な」タイの村だそうです。
発展途上国の農村のイメージそのままの風景。
高床式の1畳間。
村を歩いてすぐ目に付いたのが、高床の下にひしめきあう、ゴミゴミゴミ。。。
コカコーラボトルやスナック菓子など、紙やプラスチック、ビンなど、なんでもありました。
インドの農村でもそうだったのですが、ゴミを所定の場所に捨てるという習慣がないようです。
すべてのものが土に返っていた時代からの習慣なのだと思います。
そこに、近代産業が入り込んで消費されるものは変わり、でも、人の意識は変わらない。
改めて、環境教育の重要さを感じました。
舟でメコン川や運河に沿って、漁村の風景を見て回りましたが、たくさんの子供たちが親の仕事を手伝っていました。
エビなど、海産物は高収入になるそうです。
政府はすべての子供たちが学校教育を受けるようにと指示しているそうですが、現状はどうなんでしょう。
学校にいくよりも収入を得たほうが、コカコーラもスナックも買えるし、家計の足しになるし。
何か学校に行くことにメリットを持たせないと、きっと親は子供を学校に行かせない。
それに、学校でも環境教育が指導できる先生がいないと、意味がないし。
タイは中心部はとても栄えていますが、
教育の問題は山積です
地球規模で考えると、発展途上国の環境問題を解決していかないと、クリーンな循環型社会は築いていけないと思いました。