「SDGs」について(28)実践編 | エコロジカルでクラシックな日々

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こんにちは。
エコあんしん行政書士・安藤紳次(あんどうしんじ)です。

今回も、「SDGs実践入門」(泉貴嗣著:株式会社技術評論社 2021年発行)を参考にしております。


SDGs」について、前回(27)では、自然災害がビジネスの持続可能性や成長を脅かす要因となることをお話しました。

 

しかし、ビジネスの成長を脅かすものは自然災害だけでなく、自然災害を含む「環境問題(Environment)のほか、社会問題(Social)や組織統治問題(Governance)もまた、ビジネスの制約要因となるのです。

 

これらの頭文字を取って総称したものが「ESG問題」と呼ばれるものです。お聞きになったことがある言葉だと思います。

 

自然災害や資源の枯渇をはじめとする環境問題は、事業拠点の被災や資源価格の高騰といった形でビジネスの成長を脅かします。

 

貧困や少子化をはじめとする社会問題は、顧客の購買力低下や市場の縮小といった形でビジネスの成長を脅かします。

 

違法なサービス残業や不正会計をはじめとする組織統治問題は、法的規制の強化といった形で企業の自由を狭めるため、ビジネスの成長を脅かします。

 

企業はこういった「ESG問題」がビジネスに与える影響をリサーチし、具体的な対策を取ることが求められているのです。

 

では、今回はここまで。