大阪うどんを食して「SDGs」について考えたこと | エコロジカルでクラシックな日々

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こんにちは。
エコあんしん行政書士・安藤紳次(あんどうしんじ)です。
 

 

今日は、食べ物の話を。(笑)

 

私は大阪府の北西部に位置する池田市というところの出身で、現在も住んでいます。

 

ここに、「吾妻うどん」という屋号の、古いうどん屋さんがあります。

 

 

 

 

創業が江戸末期・元治元年(1864年)というから、もう160年近くになります。

 

そこの名物・ささめうどんという細麺の冷やしざるうどんを、暑い今の季節にいただくのが、至高のひと時です。

 

         


「吾妻うどん」のうどんは「大阪うどん」のお店です。

 

伝統的な大阪のうどんは、つるっとしたのど越しで、麺がやわらかくモッチリとしていて断面は丸くなっています。 

 

角が丸いのは「角を立てずに丸くおさめる」という大阪商人独特の発想だったのかもしれませんが、出汁で炊く大阪のうどんは、角が丸い方が出汁とのからみが良くのど越しがいいのも確かです。(全国製麺協同組合連合会サイトより引用)

 

ところで、うどんを食べながら「SDGs」のことを考えていたら、県民1人当たりの年間うどん消費量は220玉と言われ、もちろん日本一のうどん県・香川県では、こんなプロジェクトをやっているのです。

 

 

 

 

「客を待たせずにおいしいうどんを提供したい」「讃岐うどんはコシが命で、時間を置いたうどんは出さない」「工場でうどんを製造する工程で、切れ端などの部分が出てしまう」などの理由から、廃棄うどんの量も多く、年間推計6000トン(小麦粉換算)以上ものうどんが廃棄されています。

うどん店から日々捨てられているうどんを、厄介な生ゴミとして廃棄処分するのではなく、循環サイクルの環の中に組み入れてリサイクルすることで、讃岐うどん店から廃棄物を減らし、持続可能な循環型社会のシステム・モデルを構築しようという取組なのです。

 

廃棄処分されるうどんを「資源」として有効活用するとともに、新しい協働の循環型社会づくりを目指す活動。そして「うどんをまるごと循環させる」ことを通じて、化石燃料の代替燃料としてバイオマスエネルギーを活用し、地球温暖化防止にも貢献していく。

 

こんなすばらしい活動を地域ぐるみで行うことが、まさに社会課題の解決につながっているわけです。

 

ぜひとも成功してほしいものですね。

 

では、今回はここまで。