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 風呂から出て体一杯に水を浴びながら竜哉は、このとき始めて英子に対する心を決めた。裸の上半身にタオルをかけ、離れに上がると彼は障子の外から声を掛けた。
「栄子さん」
 部屋の英子がこちらを向いた気配に、彼は勃起した陰茎を外から障子に突き立てた。障子は乾いた音をたてて破れ、それを見た英子は読んでいた本を力一杯障子にぶつけたのだ。本は見事、的に当たって畳に落ちた。
 その瞬間、竜哉は体中が引き締まるような快感を感じた。彼は今、リングで感じるあのギラギラした、抵抗される人間の喜びを味わったのだ。

上記は、『太陽の季節』の有名なくだりです。

石原慎太郎氏の短編小説。1955年発表。同年第1回文学界新人賞、翌年第34回芥川賞を受賞作品です。

【本作の芥川賞受賞を受けて「週刊東京」誌で行なわれた石原慎太郎と大宅壮一の対談で、大宅が「太陽族」との言葉を用いたことから、海辺で無秩序な行動をとる享楽的な若者のことを指す言葉として流行語化した。
本作の映画化に続き制作された、同じく石原慎太郎原作の『処刑の部屋』(1956年6月公開)、『狂った果実』(1956年7月公開)を「太陽族映画」と称して、未成年者の観覧を禁止するなどの制限が各地で実施され、社会現象ともなった。この「太陽族映画」規制の問題は、映画業界以外の第三者を加えた現在の映倫管理委員会(映倫)が作られるきっかけとなった。問題の背景として「太陽族映画」を観て影響を受けたとして、青少年が強姦や暴行、不純異性行為など様々な事件を起こし社会問題化した。(以上、ウィキペディアより)】

この小説は「健全」なのでしょうか?

私は文学作品を論じるほどの素養はありません。

でも、ぜひこの小説をアニメ化して、都知事の判断を仰ぎたいです。