
彼の作品は自身が亡くなってからの方が有名になりました。現役時代はタンゴ愛好家から嫌われたりもしていました。タンゴ界の異端児と言われたりもしましたが、私は一度聴いただけでファンになりました。それまでの明るく単調なタンゴではなく、鋭くきびきびした体に突き刺さる音のするタンゴで、軽く聞き流すような曲ではないです。どちらかと言うと真剣に聴き込む曲が多いです。死後になって、ヨーヨーマやギドン・クレメルの演奏によって瞬く間に世界中でこぞって演奏のプログラムに入るようになりました。
「忘却」はバンドネオンの演奏よりもチェロの演奏の方が音がやわらかくて、体に沁み入ってくる音で、その日の嫌なことをすべて忘れ去ることができます。まさに「忘却」です。
Rastrelli Cello Quartett Piazzolla - Oblivion
http://jp.youtube.com/watch?v=I26V_CeC2ak&feature=related