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 「サンチャゴに雨が降る」(Il pleut sur Santiago)は、1975年制作のフランス・ブルガリア合作映画。
1973年9月11日早朝のチリ・クーデターの発生から首都サンティアゴを中心にした各地の市街戦、軍事評議会による権力掌握を経て、詩人パブロ・ネルーダの葬儀にいたる10数日間の出来事の描写を軸に、並行して、登場人物の一人である外国人記者の回想という形で、サルバドール・アジェンデの大統領当選からクーデターに至る流れが描かれる。出演者はノー・ギャラだったことでも有名です。サウンド・トラックの作曲と演奏はあのアストル・ピアソラです。これはCD化され現在でも入手可能です。
  1980年代に日本でビデオソフト化されたときの邦題は「特攻要塞都市」。劇中、アジェンデ支持派の活動家・市民が収容された体育館の中で、革命歌「ベンセレモス」を歌って仲間を励まそうとした青年がクーデター派の将兵に撲殺されるシーンがあり、明示されていないが、同様の状況で殺害された歌手ビクトル・ハラのエピソードにヒントを得ているとおもわれる。
 アジェンデ大統領は、国民への最後のラジオ演説で「歴史の転換点にあって、私は人民の信頼に対し自分の命を捧げる。何万ものチリ人の胸に我々が蒔いた種は、必ずや芽吹くことだろう。敵の力は強大であり、我々を屈服させるだろう。しかし、社会の歩みを、犯罪や暴力で押し留めることはできない。歴史は我々のものであり、歴史は民衆が作るものである。やがて再び、大道が開かれ、自由になった人々が、よりよき社会の建設をめざして歩む日が来るであろう。チリ万歳!人民万歳!労働者万歳!これは私の最後の言葉である。私の犠牲が決して無駄にならないことを確信している。少なくとも卑劣、不誠実、背信に懲罰を加えることが道徳的教訓となることを確信している」とのメッセージを残した。そして、最期まで側近とともに戦い倒れた。大統領官邸が砲撃を受けている時に、シャンペンでお祝いしている支配層の人達がいたことを忘れてはいけない。

 Llueve sobre Santiago(スペイン語)「サンチャゴに雨が降る」
http://jp.youtube.com/watch?v=DI9ibKK8OOA

 Viva Chile! Viva el Pueblo! Vivan los Trabajadores!(アジェンデ大統領最後の演説です)
http://jp.youtube.com/watch?v=oX2yNiFHApQ&feature=related