
環境ホルモンの動物への影響についても、含まれる濃度が最初はppbのオーダーまでは考えられなかったが、実験を重ねるうちにppbのオーダーでの影響を実証できたようです。それは、ガラスの実験器具を使用した場合とプラスチックの実験器具を使用した場合で実験結果が変わったことからわかったということです。つまり、ガラスの場合はその成分が溶けだすことはないが、プラスチック製はその成分がごく微量だけど、検体に溶けだしたということです。1ppbとは50mプールに耳かき一つの量です。これを分析する技術もかなりの精度が要求されます。こんな微量でも生物に重大な影響があることを実証したことに大きな意義があります。
化学物質は人体に悪影響を及ぼすことがありますが、化学物質なしの世界には生きてゆくことはできません。疑わしきは拒否する。それしか方法はないでしょう。自分の身を自分で守るためには、選択の目を持つことが必要です。