デジタル録音が注目を浴び始めたのはもう35年くらい前だと思います。当時はPCM録音といってました。今までの録音方法と全く違う方法で、音を0(ゼロ)と1(いち)の信号に変えて録音することでした。つまり音を違うものに置き換えるというこです。信号は連続ではなく厳密には切れています。ですから音に変換するときも厳密には切れています。細かく切ってまたつなげるわけですから、細かいほど音が原音に近くなります。また、音だけを信号にするので録音時の電気的なノイズは基本的にありません。
 それに対してアナログは音がつがっています。テープだったり、版だったりしますが、音は切れていません。録音の良し悪しはテープでいえば、1秒の音の録音する長さが長いほど音は良くなります。
 では、どちらのほうが音がいいか?自分の耳で聞いた限りでは、デジタルでしょうね。録音が良すぎて、誰が作ったギターかわかることもあります。でも、同じ録音をLPレコードとCDで聴き比べるとどうでしょうか?この時は音の良し悪しよりも体にとってどちらが心地よく聞こえるかどうかが実感できます。アナログは体に受け入れやすいが、デジタルは何となく拒否したい、そう感じます。同じ録音でLPとCDを聴き比べると大体がそういう感じです。音の良し悪しではなく体にとってどちらがいいか?それは自分の体が答えを出してくれます。別な言い方をすれば、アナログは有機的でデジタルは無機的というです。人間は有機物だから、本来アナログなのでしょう。