浪人して大学へ入った頃の話。

 何らかの倶楽部に入ろうと模索した結果、入ったのは射撃部。

 銃刀法にかかわるエアライフルで10m離れた的を撃つという地味な競技。

 しかも、体を固定するためにキャンパス生地と革を使った射撃コートというものを上下に着るのだが、これが暑いし臭い。

 剣道の防具クラスなんだが。

 それでも、たまたま将来クレー射撃をやりたいという先輩が居たために、それならやってみたいと入部。

 入ってみると射撃部も立派な体育会系の部活。

 校歌を覚えないといけない、挨拶や礼儀作法も決まった形のものを身に着ける必要があった。

 挨拶の練習で噛むとビールを空けるという練習方法を先輩とべろべろになるまでやったりしたのは懐かしい思い出。

 まあ、そんな部活に入った時に部室にいたのが大学5年生の先輩。

 中村先輩。

 日本では鉛玉を撃つエアピストルは容易に持てないし打てないので、BB弾を使うエアピストル競技やサバゲーにサイクリングと多趣味な人で、後輩に対して「坊主」と声をかけてくれ、距離感も絶妙な人がいた。

 私の同期は男子1と短大の女子が1と少なく、部室に女子部員が来るのはミーティングや仕事のある時ぐらいで、それ以外は男子部員のたまり場。

 お酒を飲んだりゲームをしたりする場所だったわけです。

 秋口を過ぎるころには同期とも先輩たちとも馴染んだできました。

 特に中村先輩とは、ジュースを掛けてBB弾の方のエアガンで標的射撃を部室内で行い盛り上がり、学園祭の射的に使うエアガンを中村先輩はその掛けのためだけに自分カスタムに改造をしたりと盛り上がったものです。

 寒くなってくるとお酒を飲む機会が増えるのですが、つまみにするめがあったのですが、これを炙るのに部室内には七輪と墨があって(部室棟は火気厳禁)、これをベランダに出て火をつけ、網だったり、模造刀を置いてするめを炙るのです。

 こんなことが日常茶飯事に。

 今考えるととんでもない事なんですよね。

 しかし、この火を使う料理?に嵌った我々は、更に足を一歩二歩と踏み出すことになるのですが、それはまた次の機会に。