雪月花に酒


 告白するけど、実は子供のころから火が好きだった。


 火遊びはたくさんした。


 実は、危うく失火で死んだかもしれない。


 幸い気が付くのが速く大事には至らなかったが。


 炎の恐ろしさを感じた体験だった。



 で、今も炎は好きだ。


 揺らめく炎、人を呼びこむが、触れない感じがね。


 炎が好きだが、その危険性も身をもって知ってるので遊ばない。


 でも、見かけると撮影したくなる。


 伏見稲荷でのろうそくの火だ。


 本当は消して立ち去らなければならない。


 カラスが火のついたろうそくを咥えて飛んでいくらしい。


 それが、森に落ちると火事になる。


 これはお堂のそばだったからいいのかね。ダメなのか。



 こちらはお堂の中。


雪月花に酒


 とても力強い感じの炎。


 好きな一枚。


 この炎をたくさん撮影した。


 それぞれが、いろいろな形を見せている。


 それがまた美しくもある。


 

 子供のころに何度も聞いた話に寿命のろうそくの話がある。


 人の名前の記したろうそくがあり、ろうそくの長さが寿命。


 炎が消えるとその人は死んでしまうという話。


 元ネタが落語だったのか、なにかの童話だったのか、仏教説話なのか、知らないけれど。


 ろうそくの揺れる炎に魂を幻視する感覚は解る気がする。


 炎とはそういうものなのだろう。